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人と違うからこそ知っておきたい 猫に必要な「栄養素」って?

もともとは、ネズミや鳥などの小動物を食べてきた猫。私たちと人とは、体のつくりも必要な栄養も違います。ですから、「猫に適切な食事」を考えるうえで重要な栄養の基礎を、しっかり押さえておきましょう。

猫の主要エネルギー源は「タンパク質」

すべての動物は、食べたものを消化・吸収・分解して活動のためにエネルギー源にしています。人は、米・小麦などの穀類に含まれる炭水化物を主要エネルギー源にします。これに対し猫は、肉・魚などの肉類に含まれるたんぱく質を主要エネルギー源にします。肉食性の動物である猫には、人よりかなり多くのたんぱく質が必要です。
画像/ねこのきもち2019年2月号「知っておきたい猫の栄養学」
猫は、ネズミや鳥などを食べてたんぱく質を摂取してきました。

猫の体は炭水化物をうまく「取り込めない」

ねこのきもち投稿写真ギャラリー
どんな動物も、食べ物に合った消化器の仕組みや消化酵素をもっています。肉食性の猫の場合は、肉類に多く含まれるたんぱく質を効率的に取り込み、活用できる消化器の仕組みと消化酵素をもっています。一方、炭水化物を取り込む仕組みや酵素は極めて少ないもので、エネルギー源として使うことができていないのです。

猫は人より体内で「つくり出せない」栄養素が多い

動物の体は多くの栄養素を体内で作り出すしくみをもっていますが、いくつかは作り出すことができません。これを必須栄養素といい、不足しないように食べ物から摂取する必要があります。
必須栄養素には必須アミノ酸、必須脂肪酸、ビタミン、ミネラルなどがありますが、猫は必須アミノ酸やビタミンが人より多いことがわかっています。

猫の健康の大きなポイントとなるのが、食事面。「猫の体は人と違い、必要となる栄養素も違う」ということをわかっていると、愛猫の健康管理に役立つはずです。

参考/「ねこのきもち」2019年2月号『知っておきたい 猫の栄養学』
(監修:獣医師 岡田ゆう紀先生)
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
イラスト/田室綾乃
文/Monika
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