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個性や特徴が原因に…「噛む引っかく」しやすい猫

「猫が噛んだり引っかいたりする行為を『攻撃』と思う方もいますが、厳密には違います!」とおっしゃるのは動物看護師の小野寺先生。
猫は、飼い主さんを傷つけたいわけではなく、習性や気持ちを伝える“最終手段”として噛んだりしてしまうだけ。事前にそれを知っていれば、痛い思いをすることも減ります! 

今回は「噛む引っかく」行動をしやすい猫のタイプをご紹介します。
画像/iStock、Getty Images Plus

タイプ①外で暮らしていた猫

イラスト/山中正大

敵が多い環境で過ごしていたため警戒心がとても強い

元ノラ、つまり外暮らしの経験がある猫は、食べ物の確保を自分でしたり、ほかの猫との縄張り争いがあったりなどと、過酷な生活をしてきたため、警戒心がとても強いです。また、人との関わり方も知らずに生きてきたので、恐怖心から人を〝攻撃〞してしまう場合があります。

タイプ②オスの猫

縄張り意識の高さなどから相手に“手”を出しやすい

イラスト/山中正大
本来、メスや縄張りをめぐって、ライバルとケンカをすることが多いオス。遊び好きでやんちゃという性格からも、メスより人を噛んだり引っかいたりしやすい傾向にあります。
さらに、未去勢(もしくは去勢が遅かった場合)だと、ホルモンの影響で野性的になるので、より〝攻撃〞しやすくなります。

タイプ③子猫

いろんな経験から「加減」を学んでいる最中

イラスト/山中正大
猫は、「社会化期」といわれる、生後約2カ月までに学んだことが性格のベースになります。行動のよしあしを学んでいる途中なので、「これを噛んだらどうなるかな?」と人を噛んでしまうことが。また、子猫の頃はまだ爪が収納できないので、引っかかれやすいかもしれません。

これまで猫の環境や性別のタイプを紹介してきましたが、じつは飼い主さんが要因になっている場合も!

タイプ④“飼い主経験”が浅い飼い主の愛猫

飼い始めも、勘違いで「噛む引っかく」を招きやすい!

画像/iStock、Getty Images Plus
猫を飼ったばかりだと、猫の生態などに関する知識がまだ浅いため、間違った接し方をしがち。
しかも、飼い始めは猫も子猫であることが多いので、それを繰り返して「噛む引っかく」のクセをつけてしまうことも。
まずは猫について、本を読んだり愛猫を観察したりしながら、しっかり学ぶことが大切です。

いかがでしたか? 猫の歯や爪は鋭く尖っているため、紹介したタイプの猫との接し方には注意が必要です。「噛む引っかく」行動が悪化する前に獣医師へ相談するのも手でしょう。


参考/ねこのきもち2018年3月号『噛む引っかく「ゼロ」飼い主宣言』(監修:動物看護師 小野寺温先生)
※この記事で使用しているイラストは2018年3月号『噛む引っかく「ゼロ」飼い主宣言』に掲載されているものです。
文/Carrie-the-cat
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