猫と暮らす
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これから猫を飼いたい人が事前に確認するべき6つのこと

ねこのきもち獣医師相談室
この記事では、「猫を飼うのに向いている人の特徴」と「これから猫を飼いたい人が事前にチェックしておきたい6つのこと」について、ねこのきもち獣医師相談室の先生が解説します。
猫を飼うのに向いているかどうか
猫は元々単独行動を好んで生活してきた動物で、どちらかというと気分屋でマイペースなところがあります。この猫の性格、生活にうまく合わせられる人は、猫の飼い主として向いているでしょう。
飼い主さんが猫のことをよく理解してあげて、猫の感覚に近い生活を送るように心がけてあげてください。猫が飼い主さんに甘えたい気分のときにはそっと撫でてあげたり、優しく声をかけてあげられるといいですね。
猫を飼うのに向かないタイプは…
猫は飼い主さんがしつけに従ってほしいと思っても、それに必ず従うタイプの動物ではありません。どちらかというと「しつけは猫が危険な目に遭わないため」「人と猫が快適に生活をしていくため」に作られたルールのようなものにあたると考えてください。
これから猫を飼いたい人がチェックすべき6つのこと
①住んでいる住居の条件
たとえば、小型犬は可でも猫は不可の場合があったり、飼育はOKでも多頭飼いは不可のこともあります。猫を飼う前には、ペット飼育可の条件を管理人によく確認する必要があります。
条件を守らずに隠れて猫を飼育していても、好ましい生活はできません。
②猫が病気になった場合にどうするか
猫が病気のときにどのようにするか、事前に考えておくことが大切です。いざというときのために、夜間救急対応の病院を探しておくことや、一人暮らしで猫を飼う場合は通院を家族や友人に頼めるよう予めお願いしておくといいでしょう。
③飼い主さんの収入の確認
一時的なことだけでなく、猫が生きている間に猫のために使える費用があるかどうかも確認しましょう。
④猫の運動量を確保できるかどうか
猫は垂直に動くことや高い場所を好むので、部屋にキャットタワーなどを設置してあげるのもよいでしょう。
⑤誰かと同居することなった場合はどうするか
⑥なにがあっても一生責任を持って飼えるのかどうか
仕事がもっと忙しくなったとき、自分が病気になったとき、転勤することになったとき……人生には、さまざまな転機が訪れます。その転機に、自分の都合だけで猫を飼えない状況になるのであれば猫を飼ってはいけません。
また、猫も病気になり、介護が必要になることもあるでしょう。寿命で人よりも先に亡くなることが多いでしょうから、最後まで見届けてあげる覚悟も必要です。
猫と一緒に生活をすることは、一つの命と向き合うということ。このことをしっかりと考えた上で猫をお迎えできるのであれば、飼い主さんは猫と良い関係を築いていけることでしょう。
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/柴田おまめ
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