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早期発見のポイント紹介。気づきやすい猫の病気2つ

飼い主さんが比較的気付きやすい病気の多くは、ウンチ・オシッコの状態や排泄時の様子、顔周りや皮膚・被毛の状態などに、明らかな異変が見られます。これらは猫がかかりやすい病気なので、発症の際に見られる異変を知っておくと、病気を早期発見・早期治療でき愛猫の健康を守ることにつながるでしょう。

明らかな症状が出るため、気付きやすい病気を今回は2つご紹介します。
イラスト/Studio CUBE.

まずは、以下の症状をチェックしよう!

下記の5つのチェック項目に、愛猫の様子が当てはまらないかチェックしましょう!

□オシッコが赤っぽい
□オシッコが少しずつしか出ない
□オシッコが全く出ない(尿道閉塞)
□落ち着かない様子で何度もトイレに行く
□トイレ以外の場所でオシッコをする

当てはまる場合は下部尿路疾患かも!

撮影/shizu*

オシッコや排尿行動の異変で気付く

下部尿路疾患とは、猫がかかりやすい膀胱・尿道の病気の総称。多いのは膀胱に炎症が起こる膀胱炎で、かかると血尿が出たり頻尿になったりするため、気付きやすいでしょう。膀胱炎は、原因によって治療法が変わるので、異変に気付いたら早めに受診を。また、尿中に結石ができる尿石症も多く、中でも結石が尿道に詰まる尿道閉塞になると、尿中の毒素が体内にまわり(尿毒症)、丸1日ほどで命を落とす恐れも。尿が出ていないときは緊急受診を。

予防のためにできることは?

●トイレをいつも清潔にしておく
排尿を我慢すると膀胱炎にかかりやすくなります。猫がいつでも気持ちよく排尿できるようこまめに掃除を

●水を充分に飲ませる工夫をする
飲水量が少ないと尿が濃くなり尿石ができやすくなります。飲み水を家の中のあちこちに置くなどの工夫を

続いてのチェックはこちら!

オシッコの病気に続いて、次は下記の5つの症状の有無をチェックしてみましょう。

□くしゃみ、鼻水が出る
□鼻が詰まって呼吸がしにくくなる
□目ヤニ、涙が出る
□ヨダレが出る
□口の中が赤くなる

イラスト/Studio CUBE.

当てはまる場合は猫カゼかも!

鼻水・くしゃみ・目ヤニ・涙が特徴

猫カゼは、猫の呼吸器感染症の通称で、猫ウイルス性鼻器官炎(猫ヘルペスウイルス感染症)、猫カリシウイルス感染症、猫クラミジア症を指します。発症すると鼻水・くしゃみ・目ヤニ・涙が多く出るので、飼い主さんはすぐに気付けるでしょう。猫カゼの原因ウイルスは症状が治まっても猫の体内に潜伏し、再び症状を引き起こすこともあります。

予防のためにできることは?

●ワクチンを接種する
定期的なワクチン接種により、感染はしても重症化を防げます

●温度・湿度管理を適切に
ウイルスが活発な冬から春先は暖房や加湿器を使用し、快適な環境に

●ストレスのない環境を作る
ストレスは免疫力低下のもと。ストレス原因はできるだけ取り除いて



いかがでしたか? どちらも異変が現れやすく、早期発見しやすい病気です。
早期発見のために愛猫の毎日の健康チェックを心がけましょう。

参考/ねこのきもち2020年3月号『猫の気付きやすい病気5 気付きにくい病気5』(監修:獣医師 田草川佳実先生)
※この記事で使用しているイラストは2020年3月号『猫の気付きやすい病気5 気付きにくい病気5』に掲載されているものです。
文/Carrie-the-cat
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