人懐っこい猫もいれば、どちらかというと人を怖がるタイプのコもいますよね。怖がるというのは、その人への信頼がないという可能性もあるのかも……。
この記事では、猫が人への信頼を感じなくなってしまう原因や信頼していない人に見せる態度などについて、ねこのきもち獣医師相談室の先生が解説します。
猫が人への信頼をなくしてしまう原因
猫にとって嫌なこと、怖いことが続いたときに、人への信頼をなくしてしまう可能性があります。特に元保護猫、元野良猫は生きるか死ぬかのサバイバルな状態が常なので、「安全ではないな」と感知する感度が高いのです。
大きな音やしつこくかまわれることに、恐怖を感じる猫も
たとえば、猫は大きい音やしつこくされることは好みません。家の中であっても、飼い主さんが大きな音を出したり、しつこくかまってきたりしたときに、信頼がなくなるとはいわないまでも、「嫌だな」「怖いな」と感じてしまうことがあるでしょう。愛猫が嫌がってストレスを感じていないか、注意しながらコミュニケーションをとることが大切ですね。
悲しいことに、猫にとって嫌なことや怖いことでいうと、動物病院もその対象だと感じるコが多いです。
人への信頼がなくなった猫が見せる態度
人への信頼をなくした猫が見せる態度は、そのコのタイプによって異なる傾向があります。気持ちを外に出すタイプであれば、シャーっと怒ったり、猫パンチをするでしょうし、気持ちが内に向くタイプであれば、逃げたり、その場で縮こまったり、隠れて出てこなかったりすると思います。
いずれの反応も、「嫌だな」「怖いな」と感じているときにも見られることが多いでしょう。
もしも人間不信の猫を飼うことになったら
「人への信頼がなくなってしまった猫」の具体的な例でいうと、元保護猫や元野良猫などでは、過去の境遇からか人間不信になってしまうコもいます。
もしそうした猫を家族に迎え入れることになったときには、こちらから追いたてず、干渉せず、なるべくゆっくり静かに過ごせると、猫は危険性を感じにくいです。部屋の中では、猫が安心できるような安全な場所を用意してあげましょう。
年齢が若いコのほうが順応しやすい傾向にありますが、難しいことも多いのが実情です。
猫が嫌がることを続けてしまうと、たとえ飼い主さんであっても「怖いな」と思われてしまうこともあるようです。愛猫から信頼してもらえるよう、日頃からストレスを与えていることがないか、飼い主さんは気をつけてみてくださいね。
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami