猫と暮らす
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猫にフローリングはよくない? 起こりがちなケガや懸念点とは
今回、猫がフローリングで過ごす際の注意点などついて、ねこのきもち獣医師相談室の先生に聞いてみました。
猫にフローリング生活はよくないの?
「猫がフローリングで生活することが、ダメということはありません。ただ、猫が走り回って滑って転倒してしまうような場所では、ケガをしたり捻挫をしたりする恐れがあります」
「そうですね。ケガ防止対策として、猫がよく走り回るような場所には、滑らないように部分的にカーペットを敷いたり、滑り止めなどをつけるとよいでしょう」
フローリングは温度に影響を受けやすいので対策を!
「フローリングは温度の影響を直接受けやすいので、涼しい・寒い部屋にはブランケットや毛布などを置いてあげたり、暑い夏にはひんやりグッズ(クールマットなど)を置いてあげてもいいと思います。
高齢の猫では体の脂肪が減り、とくに寒さを感じやすくなります。行動範囲も狭くなるので、冷たいフローリングの上を歩かなくて済むように、暖かい場所を複数、近くに置いてあげるとよいでしょう。たとえば、カーペットの上に猫ベッドを置いてあげるなどがいいですね」
猫が家の中で安全に過ごすための工夫
「猫で起きやすい事故としては、高い場所からの落下ですね。とくに高齢猫では、落下の衝撃で骨折などの大ケガをすることもあります」
「そうですね。万が一猫が落下してしまったときのために、落下の衝撃を和らげる工夫として、高さのある家具やキャットタワーなどの手前に厚手のマットや布を敷いておくとよいでしょう」
取材・文/柴田おまめ
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