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よかれと思ってはNG…猫の健康を損なう"やりすぎ"お世話4選
愛猫のためを思ってしているお世話でも、やりすぎてしまうと猫にとってよくない場合があります。よかれと思っていたとしても、愛猫の健康を損ねてしまうのは本末転倒ですよね。ここでは、そんなキケンなお世話を3つご紹介しましょう。
フードやおやつに関するキケンなお世話とは?
食べ残したとき、すぐに嗜好性の高いものを与えるのはNG
愛猫がフードを残していると「しっかり食べさせなきゃ」と思い、すぐに嗜好性の高いフードを与えていませんか? それでは猫が「食べなければもっとおいしいものがもらえる」と学習し、フードを残すクセがついてしまいます。
元気ならお腹がすけば食べるはずなので、まずはいったん片づけ、数時間後にまた与えてみましょう。それでも食べない場合は病気の可能性も考えてください。
おねだりのたびにおやつを与えるのもキケン!
また、おねだりされるたびにおやつを与えるのもキケン。おやつの食べすぎは肥満のもとなので、愛猫がどんなにかわいくアピールしてきても、1日にあげる量以上は与えないようにしましょう。
ウンチのあとに毎回おしりを拭くのはやりすぎ?
愛猫がウンチをしたあとに「おしりをきれいにしなきゃ」と、毎回拭くのも実はNG。
捕らえられておしりを拭かれることに、猫はストレスを感じがちです。毎回おしりを拭かれていると、「トイレでウンチをする=おしりを拭かれる」と学習してしまい、ウンチを我慢したり、隠れて排泄したりする可能性も。
猫のウンチはキレがよく、自分でなめてきれいにできるため、飼い主さんが拭く必要はありません。
「寒そうだから」と服を着せるのもNG?
冬などに「寒そうだから」と服を着せるのも、猫にとってはよくないことかもしれません。猫は、体に何かをつけられることをわずらわしいと感じやすい生き物。さらに、服を着ると毛づくろいができないため、ストレスになりやすいでしょう。
術後などは感染予防のために服が必要な場合もありますが、日常的には着せないようにしたいものです。
愛猫が寒そうだと感じたら、暖かく過ごせる場所を複数用意してあげるといいですよ。フカフカしたドーム型のベッドや、ペット用ヒーターなどがおすすめです。
どんなお世話も、猫の反応などを観察して「やりすぎていないかな?」と振り返ってみることが大切。ご紹介した項目に心当たりがある飼い主さんは、今からでもお世話を見直してみてくださいね。
参考/「ねこのきもち」2017年2月号『よかれと思ってやっていることが、健康や関係性に影響することも やり過ぎると危険なお世話』(監修:聖母坂どうぶつ病院獣医師 鵜飼佳実先生)
文/松本マユ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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