猫と暮らす
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異変に気づいて! 猫が「痛みを感じている」ときに見せるサイン
この記事では、猫が痛みを感じているときに見せるしぐさや行動について、ねこのきもち獣医師相談室の先生が解説します。
猫は痛みを感じる部位は?
猫が痛みを感じる部位
- 口の中(口内炎、歯周病)
- 運動器(関節炎)
- 皮膚(皮膚炎、ケガ)
- 内臓(膀胱炎、胃腸炎など)
猫が見せる「慢性痛のサイン」とは?
- 爪をとがなくなった
- 以前よりも怒りっぽい・気性が荒くなった
- 隠れる・警戒する・逃げるようになった
- ジャンプをしなくなった
- グルーミングの頻度が減った
- トイレの外での粗相が多くなった
- 高い所に登らなくなった
すぐに動物病院に連れて行くべき猫の「急性痛のサイン」とは?
- 横になったままじっとしている
- 特定の部位を触るとうなる・ひっかく・噛み付く
- 背中を丸めてケージなどに背中をくっつけて静かにしている
痛みを感じている愛猫のために飼い主さんができることは?
また、獣医師の診断と処方に基づいた痛み止めの薬やサプリメントなどを使用したり、自宅のバリアフリー化などを獣医師と相談して行なってみてください。たとえば、トイレや階段などの段差を最小限にしたり、窓からジャンプできないように工夫したり、食器皿を高くして食事を与えるなど工夫できると思います。
そして、定期的に動物病院を受診して、愛猫に痛みがないかどうかをチェックしましょう。
参考文献/参考:動物のいたみ研究会、愛猫ロコモ.jp、アニマルメディア社:猫が飼い主さんに知ってほしいと思っていること
取材・文/sorami
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