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【獣医師監修】猫の飲み水は健康の要!清潔さを保つポイントは?

ほかの多くの動物と同じように、猫が生きていくためには飲み水が欠かせません。猫にとって水がどのように重要なのか、飲み水の選び方や清潔さを保つためのポイントを見てみましょう。ねこのきもち読者に人気の自動給水器ランキングもご紹介します。


監修/石田陽子先生(石田ようこ犬と猫の歯科クリニック院長)

猫にとって「水」の重要性とは?

ちょいちょい
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫の祖先が半砂漠地帯で生活していたこともあり、猫は最低限の水で生きられる動物だと考えられていました。しかし肉食動物の猫は、獲物の血や肉に含まれる塩分を分解・排泄するために水分を使うことから、実は相当量の水分が必要だという指摘もされています。

そもそも、猫の体の60~70%は水分でできているため、猫にとって水は欠かせません。また、猫に多い泌尿器系の病気の予防のためにも、水分摂取量が猫の長寿のための大切なポイントであることがわかっています。

猫に必要な水分量は?

猫の活動量や体重などによって違いはありますが、猫に必要な1日の水分量は、1kgあたり40~60mlとされています。
なお、猫は体内の水分が10%失われれば重篤状態になり、15~20%以上失われると死に至ることもあるので、しっかりと水分補給させることが大切です。とくに体温調節のために多くの水分を必要とする夏は、飲水量の確保に気を配りましょう。

猫に与える水を選ぶポイント

水と猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫に与える水は、基本的に水道水で問題ありません。日本の水道水は厚生労働省の基準をクリアしたものなのでとくに手を加える必要はないですが、浄水器があるならそれに通した水でもOKです。

一方、人の飲料水として愛用されているミネラルウォーターは、マグネシウムやリンなど、尿石症の原因となるミネラルが含まれているものもあるため、猫の飲料水に用いるのは避けたほうがいいでしょう。

猫の「こだわり」にあわせてあげるのがベスト

猫は単独行動で狩りをして生きていたため、自分の身は自分で守らなくてはなりませんでした。その名残から、猫は安全だと思える水だけを飲む傾向にあり、水道から直接飲むのが好きなど、独自のこだわりをもつことも少なくありません。

窓の結露した水やお風呂などのたまり水など、カビが生えやすい場所は注意が必要ですが、可能な限り猫のこだわりを尊重してあげましょう

水の清潔さにも気を配ろう

水で遊ぶ猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫の飲み水は、フードやほこりなどで汚れやすいです。また、1回でも飲めば菌が増えてしまうため、最低でも1日1回は取り替えてあげましょう。猫の食事のタイミングなどにあわせるなど、ある程度ルーティンを決めておくといいですよ。
なお、水を入れ替える際は、ただ古い水を捨てるだけでなく、中性洗剤などで容器を洗うようにしてください。

清潔さを保つためには「自動給水器」も便利!

愛猫のために常に新鮮な水を用意したくても、なかなか手が回らないという飼い主さんは、自動給水器などを利用するのもひとつの手です。

自動給水器は水を循環させてフィルターでろ過しているため、食べカスやほこりなどの汚れを取り除くことができます。こまめに水を替えてあげることが難しい場合でも、愛猫は常に清潔な水を飲むことができるので、検討してみるといいでしょう。

また、流れる水が好きな猫にもおすすめですよ。

ねこのきもちユーザーが選ぶ!おすすめ給水器ランキング

直接飲む派の猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
最後に、「ねこのきもち」アプリユーザーに聞いた、おすすめの自動給水器ランキングをご紹介します。生活環境や猫の好みとあわせて、参考にしてみてください。
自動給水器ランキング
1位ジェックス
ピュアクリスタル ホワイト
ポンプで水を循環させながら、抗菌活性炭を使用したフィルターで汚れをろ過することで、きれいでおいしい水をつくる自動給水器。猫用は猫が水を飲みやすい山形になっており、飼育数や用途などに合わせて11種類から選べます。

>公式サイトはこちら
2位リッチェル
プレアクア キャットウォーターファウンテン
独自の浄水カートリッジを使用した、循環式自動給水器。猫が水を飲みやすいように、湧き出す水が斜面を流れるような形状に設計されています。サイズはS・Mの2種類。

>公式サイトはこちら
3位アイリスオーヤマ
ペット用自動給水機 PWF-200
活性炭入りフィルター付きの循環式自動給水器。アタッチメントを取り外しすることで、2通りの水流に切り替えることができます。

>公式サイトはこちら
水の重要性や猫の習性を理解すると、飲み水についてもさまざまな工夫ができそうですね。愛猫の飲み水の好みも把握し、しっかりと健康をサポートしてあげましょう。
ランキング/2020年1月「ねこのきもちアプリ」内調査(回答者数 323人)
※掲載商品はランクインしたブランドの一例を紹介しています。



監修/石田陽子先生
獣医師。川崎市の石田ようこ犬と猫の歯科クリニック院長。
おもに歯科・歯周外科診療と行動カウンセリングを行う。
愛犬は和音くん(オス・12才/4.7kg/ミニチュア・ダックスフンド)

石田ようこ犬と猫の歯科クリニック

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