猫と暮らす
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「猫が唸りながら寝ている…なぜ?」 頻繁にある場合は病気のサインかも
この記事では、熟睡しているときの猫の寝方や注意すべき猫の寝方について、ねこのきもち獣医師相談室の先生が解説します。
猫が熟睡しているとき、浅い眠りのときの見分け方
「それについては、まず猫の睡眠サイクルについて知る必要があります。
ヒトの睡眠では、『レム睡眠(体は寝ているが脳は起きており、このときに夢を見る)』と『ノンレム睡眠(脳も体も寝ている状態で、このときは夢は見ない)』を繰り返していると言われていますが、じつは猫にもこの睡眠サイクルがあるということがわかってきています」
「猫は少し熟睡すると、すぐに30~60分ほどのレム睡眠をしています。つまり、よく寝ているように見えても、じつは浅い眠りであることが多いのです」
猫が熟睡しているときの眠り方
「猫が熟睡をするのは、ノンレム睡眠のときです。猫が熟睡しているときには……
- 呼んでも反応せずに起きない
- 横になって力が抜けた感じで寝ている
猫の眠りが浅いときの見分け方
「眠りが浅いのはレム睡眠時で、このとき寝ぼけているような猫の様子を見ることができるでしょう。たとえば……
- 寝言を言う
- ひげがピクピクしている
- 前足をふみふみする
寝ているときに猫が唸っていた…大丈夫? 注意すべき猫の寝方は
「単発的でしたら問題ないでしょう。しかし、たまにてんかんの前兆として唸る猫がいます。唸ったあとに四肢をつっぱったり、ガタガタ震えだしたりした場合は、てんかん等の病気が疑われます。
病気の場合、頻度はさまざまですが、あとで同じようなことが繰り返し起こります」
「たとえば、部屋の隅などに隠れて出てこないでずっと寝ているようであれば、体調不良を隠しながら回復を待っているかもしれません。気持ちよさそうに眠ってくれていたらいいですが、場合によっては体調が悪くて眠っていることもあります。
もしなにか愛猫に異常を感じたら、動物病院を受診するようにしましょう」
取材・文/柴田おまめ
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