猫と暮らす
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家の中のこんなものが危険! 猫が実際に口にしてしまった意外なモノに驚き
家の中で大切に愛猫を飼っていても、室内に置いていたものが原因でトラブルが起こってしまうことも。
猫を飼っている人が、猫のために注意すべきものにはどのようなものがあるのか…ねこのきもち獣医師相談室の先生に聞いてみました!
猫には注意が必要な家の中にあるものは?
ーー猫を飼っている人が、猫のために「買うべきでないもの」や「部屋に置くべきでないもの」には、どんなものがあるでしょうか?
ねこのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「まずは、『猫が口にすると危険なもの』がこれに当たるのではないかと思います。しかしそれは、人の食べ物の場合もあるので、『買うべきでないもの』というよりも『口にしないように注意するもの』と言えるかもしれません。
食べ物以外のケースで考えられるのは、食べ物の包装に使うラップやビニール袋、食品トレー、焼き鳥の串やつまようじなどです。ほかにもたくさんありますが、これらは私たちが買うことを控えられない場合もあるので、扱いには注意したいです」
ーー実際に誤って食べてしまったなどの話も聞くので、猫には危険ですよね…。
獣医師:
「生活の中でも、植物や電気コード、ひもなどは、なるべく猫の目につかないようにしないといけません。観葉植物やお花などは、同じ植物でも花、葉、根(球根)、種など、有毒成分が含まれる部分が異なるので注意が必要です。
インテリアや飼い主さんの趣味のものでも、キラキラした細かいものはとくに猫の興味を引くので、注意したいです」
ーー観葉植物を誤って口にして中毒症状を起こした猫の事例もありますよね。猫のためには、部屋の中に置かないほうが安全だといえそうですね。
獣医師が実際に対応した猫の誤飲誤食の事例
ーー先生が実際に治療した猫で、「これが原因で誤飲誤食などの事故が起こったのを知っている」など、事例があればぜひ教えてください。
獣医師:
「たくさんありますね。猫が食べたらいけない食べ物、糸、スポンジ、ストッキング、スーパーボール、焼き鳥の串、針、おもちゃのパーツ、ビニール袋などなど…」
ーー針やおもちゃのパーツまで食べてしまうとは驚きです…!
獣医師:
「とにかく、飼い主さんは『出したままにはせず、きちんと片づける』ということを日頃から意識しましょう」
出したままにはせず、きちんと片づけるーー基本的なことではありますが、それがとても大切なことなようです。飼い主さんは愛猫の命を守るためにも、猫が口にすると危険なものは愛猫が触ることのないようにしっかり片づけましょう!
▼「猫が食べてはいけない食べ物」などについては、下記も参考に!
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
取材・文/雨宮カイ
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