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猫が急に痩せだしたら病気の可能性も!? 飼い主さんが気づきたい異変のサイン
愛猫を撫でているときや抱っこしているとき、「ちょっと痩せたかな?」と感じることがありませんか? もし急に痩せてきているようであれば、病気のサインの場合もあるようです。
この記事では、猫が急に痩せたときに考えられる理由について、ねこのきもち獣医師相談室の先生が解説します。
猫が急に痩せだした…考えられる原因は?

猫が急に痩せる原因として考えられることは多々ありますが、腎臓病、甲状腺機能亢進症、糖尿病、がんなど、さまざまな病気の可能性があります。
また、口の中の疾患(歯周病や口内炎、舌の潰瘍など)のために十分に食事をとれていない場合や、ストレスなどの精神疾患があるなどの原因も考えられます。
飼い主さんが気づきたい異常のサインは?
甲状腺機能亢進症や糖尿病では、高齢になってから若いときよりもフードへの執着が強くなることがあります。
また、頻繁に水を飲んでいたり、すぐに水入れが空になるなど、急に飲水量がふだんの1.5倍以上に増えた場合は、糖尿病や腎臓病を疑います。
歯茎や唇が赤く腫れたり、ただれたりしているときは、歯周病や口内炎などの口腔内疾患により炎症が起きたり、潰瘍ができている可能性があります。
愛猫が「痩せたな」と感じる瞬間とは?

「猫が痩せる」とはどのような症状のことをいうのか、わかりにくいと感じる飼い主さんもいるかもしれません。たとえば、下記のようなことが見られると、「痩せたな」と感じる人が多いのではないでしょうか?
ただ、これらの変化が見られたとしても、毎日一緒に生活している愛猫をふだんから触っていると、なかなか変化に気づきにくいものです。
「食欲はどのくらいあるのかを見る」「体重チェックをする」「体をよく触っておく」など愛猫を日頃から観察し、もし気になることがあれば記録に残しておいて、あとで比較してみることも大切でしょう。
愛猫が「痩せたかも」と感じたら、動物病院へ

もし「愛猫が痩せてきたかも」と感じられたら、なにか病気が隠れている可能性も考えられます。まずは、動物病院を受診しましょう。
その際、「どのくらい飲水しているか」「尿量はどれくらいか」「尿は何色か」「あるとすればどのような症状があるのか」なども、獣医師に伝えられるとよいでしょう。
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
取材・文/sorami
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