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威圧的な振る舞いのほかにも原因が! 猫に不信感を与えてしまう飼い主の行動

愛猫とは信頼関係を築けるようにしたいですよね。でも、飼い主さんの行動によっては、愛猫に不信感を抱かせてしまうことも。

この記事では、猫に不信感を抱かれてしまう恐れのある飼い主さんの行動の例について、ねこのきもち獣医師相談室の先生が解説します。

猫が不信感を抱く可能性のある飼い主さんの行動

見つめる猫
getty
猫が不信感を抱く可能性のある飼い主さんの行動としては、下記のようなものが考えられます。

  • 人が発する「唐突な大声」
  • 抱っこやからかいなどの「無理強い」
  • しつけと称する(叩くふりなどの)威圧的な振る舞いなどの「故意の行為」
  • うっかり物を倒してしまった際などの「突発的な大きな音」
  • わざとではなく、しっぽや足先を踏んでしまったなどの「不慮の事故」
このようにさまざまあるでしょう。

猫に限りませんが、動物は相手からの刺激によって不快感や不安感を感じると、本能的にその相手から距離を取って遠ざかろうとしたり、威嚇して自分のそばから追い払おうと振る舞うことがあります。

これがごく一時的な反応で、その後の行動はいつも通りということであれば、根深い不信感とまではいえないと思いますが、もしもその状況が何日も続く場合は、愛猫が飼い主さんに対して不信感を抱いてしまった可能性があります。

愛猫に不信感を抱かれたら、修復は難しい?

見つめる猫
getty
猫が飼い主さんに不信感を抱いてしまうと、もう一度心を開いてくれるようになるまでに、時間がかかることも少なくありません。

猫は元々単独で生活している動物で、群れたい欲求もほとんどありません。そのため、いったん嫌った相手(人間)にもう一度心を開いて親しもうとするかどうかは、猫自身の自発的な好意に頼る部分が大きいです。

そのような事情から、猫にもう一度受け入れてもらうためには、今まで以上に人間側の地道な努力が必要になります。

愛猫に不信感を抱かれないような心がけをしよう

ヘソ天する猫
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猫に一度不信感を抱かれてしまうと、修復は困難なこともあります。そうならないよう、まずは愛猫にそもそも不信感を抱かれないよう、猫にとって不快な刺激を避ける配慮を心がけるとよいでしょう。

たとえば…
  • 過剰に大きな声で猫を脅かせる
  • 嫌がっているのに無理に抱っこをする
  • 過剰にちょっかいをかけてからかう

などの猫に嫌われる行為は慎みましょう。

日頃から愛猫のことを観察しよう

箱に入る猫
getty
飼い主さんは日頃から愛猫の行動をよく観察して、どのような状況やかかわりを楽しいと感じていそうか、どのような状況を嫌っていそうなのかなど、愛猫の気質や好みを知る配慮を惜しまないことがとても大切です。

食べ物を与えてもらうことで得られる満足感、遊んでもらうことで得られる刺激的な楽しみ、穏やかな声かけや撫でてもらうことで得られる安心感など、人とのかかわりの中で経験する多くの「心地よいこと」が、猫の人に対する満足感や信頼感につながっていきます。

栄養バランスの取れた給餌、心地よい声かけやグルーミング、十分な遊びなど、愛猫が心地よく受け入れそうなことをこまめにしてあげることを心がけてみてくださいね。


(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
取材・文/柴田おまめ
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