猫と暮らす
UP DATE
猫が「安心しているときにだけ」見せるしぐさ&体勢とは
愛猫が安心してくれているかどうかは、しぐさや体勢などを見ればわかることがあります。
この記事では、猫が安心しているときにだけ見せるしぐさや体勢について、ねこのきもち獣医師相談室の先生が解説します。また、ストレスを感じているときに見せるサインについても取り上げるので、ぜひ覚えてくださいね。
猫が安心しているときに見せるしぐさや体勢

仰向けになってお腹を見せているときや、前方に足を投げ出しおしりを床につけているときは安心しているといえるでしょう。動物にとって急所のお腹を見せているので、まさに安心しきっているときだといえます。
また、前足と後足のすべての足を投げ出した横たわっているような姿勢も、安心している状態です。香箱座りも安心しているときのしぐさといわれています。
このほかに、お腹を地面にぴたりと密着させているようなときや、こちらにおしりを向けている姿勢も、安心しているとき見られるしぐさといえます。
猫はどんなことで安心できるの?

猫にとって快適な暮らしができれば、安心できると思います。飼い主さんは、下記のようなことを心がけてみてください。
静かな場所を用意してあげよう
猫は大きな音が苦手なので、静かに過ごせる場所を提供してあげましょう。
猫のパーソナルスペースを与えてあげよう
多頭飼いの場合や猫の性格にもよりますが、猫は自分のパーソナルスペースを必要とします。猫が安心してくつろげる場所をつくることが大切です。
猫は狭い場所が好きなのを知っておこう
猫は広い場所よりも狭い場所を好み安心します。身を隠すこともできるので、安心して寝ることができます。
猫が上下運動ができる環境を用意しよう
運動不足は肥満になりやすくなるだけではなく、ストレスの原因にもなります。上下運動ができるキャットタワーを置いたり、キャットウォークなど猫が運動ができるようにしましょう。
ニオイには配慮してあげよう
猫は人間よりも嗅覚が鋭く敏感なため、些細なニオイでもとても影響を受けやすいので注意が必要です。猫は香水やアロマなどのきついニオイが苦手なので、飼い主さんも配慮してあげてください。
猫が安心できない環境とは?

猫が安心できないのは、ストレスを感じるときです。具体的には…
などが考えられます。
ストレスがたまると猫にさまざまな影響が
猫はストレスがたまると、気持ちを落ち着かせるために自身の毛を舐めることがあります。不安な気持ちが続くと過度なグルーミングを続けるようになり、脱毛をしても舐め続けてしまうようになります。
また、ストレスを感じていると、トイレの失敗も見られます。強いストレスがかかるとベッドや柱など目立つところに尿をするようになり、これは避妊去勢を行っていても見られます。
さらにはストレスで病気を引き起こすこともあるので、注意が必要です。

愛猫が安心して暮らせるような環境づくりや日々のコミュニケーションの仕方など、飼い主さんは意識してみてくださいね。
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※写真は「まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/柴田おまめ
UP DATE