猫と暮らす
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おおらかな気質のコはやりがち? 猫が口を開けたまま寝るワケと注意点を解説
この記事では、猫が口を開けて寝るワケや口を開けて寝ることの影響などについて、ねこのきもち獣医師相談室の先生が解説します。
猫が口を開けたまま寝る理由
- 鼻呼吸がしにくい事情がある
- 口を閉じにくい事情がある
- 自然と口が緩んでしまう
鼻呼吸がしにくい事情がある
一方、後天的な要因としては、重度の鼻炎や鼻腔内の腫瘍などが考えられます。
口を閉じにくい事情がある
自然と口が緩んでしまう
おおらかな猫は口を開けて寝がちの傾向に
猫が口を開けて寝ることの影響は?
ただし、今までは口を開けずに寝ていた猫が急に口を開けて寝るようになった場合には、注意が必要です。
寝るときに口が開いてしまう(もしくは閉じられない)ような、何らかの健康上の原因がある可能性を考えます。
鼻腔内や口腔内、顎関節などに異常がある場合も
また、稀な原因として、口腔内腫瘍や顎関節の異常、口を閉じるときに働く筋肉の異常などによって口を閉じる動作がしにくくなることで、寝ている際など脱力しているタイミングで口が開きやすくなることもあります。
猫が口を開けて寝るときの対処法は?
一方、もともと自然と口が開いてしまう場合については、それを無理に閉じさせるなどの矯正をすることは通常ありません。寝ているときに口が開いてしまうことで猫自身に負担がかかりにくいよう、生活の中でしてあげられる工夫をするとよいでしょう。
口の乾燥対策のためにも、飲水量を確保できるように工夫してあげて
その乾燥を防ぐ体の自然な反応として、唾液の分泌が増えて口腔粘膜を守りますが、もともと飲水量が十分でなかったりすると、その唾液の分泌が起こりにくくなることがあります。
そうならないよう、水入れを複数置いて水を飲む機会を増やしたり、ウエットフードを併用して水分補給のサポートをするなど、猫が起きているタイミングで十分な水分補給ができるよう、日ごろから心掛けるとよいでしょう。
取材・文/柴田おまめ
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