猫と暮らす
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猫が家具の下に隠れて出てこない理由5つ 対処法を獣医師が解説
猫が家具の下に隠れてしまい、なかなか出てきてくれないことがありませんか? 家具の下に隠れてしまうのには、猫なりに理由があるようです。
この記事では、猫が家具の下に隠れて出てこないワケと対処法について、ねこのきもち獣医師相談室の先生が解説します。
猫が家具の下に隠れて出てこない理由5つ
——猫が家具の下に隠れてしまうことがあるようです。どのような心理だと考えられますか?
ねこのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「猫が家具の下に隠れてしまうのには…
などの理由が考えられるでしょう」
——好んで家具の下にいる場合もあれば、何かから逃れたくて入り込んでしまうことがあるのですね。
猫が家具の下から出てこないときの対処法
——猫が家具の下に入って出てこなくなってしまったとき、どのような対応をするとよいでしょうか?
獣医師:
「まず、怖がる理由や静かにしてほしい理由があれば、原因を取り除けるものは取り除いてあげて、猫が自らで出てくるまで待ってあげましょう。
たとえば、客人や部屋の作業をする業者の人などが来ていて隠れているのであれば、帰るまでは待ちましょう。賑やかなお子さんの姿を見て驚いている場合は、猫が隠れている部屋にはお子さんに入らないようにしてもらうとよいでしょう。
動物病院への通院前にいつも隠れているようであれば、隠れられないように隙間を塞ぐなどの対策も必要です」
——生活の環境が変わったことで戸惑い、家具の下に隠れてしまうという話も聞きます。
獣医師:
「そうですね。たとえば、新しく同居しなければならない家族や動物が増えたときには、隠れたりできる自分だけの場所が必要なこともあります。
その場所が家具の下なのであれば、周辺では静かに過ごしてあげて、一番仲が良い家族がごはんの時間などに声をかけてあげましょう。少しずつ慣れていけるとは思いますが、難しいようであれば対応策をかかりつけ医に相談してもよいと思います」
——涼しくて気持ちいいという理由で家具の下にいるのであれば、とくに問題はなさそうでしょうか?
獣医師:
「そうですね。夏場に家具の下が冷たすぎるようであれば、部屋全体の温度などを見直し、家具の下は休憩場所として提供してあげましょう」
病気が原因で家具の下に隠れている可能性も
——猫は痛みを隠す動物だと聞きますが、病気が原因で隠れて出てこない場合もあるのでしょうか?
獣医師:
「その可能性もあるでしょう。吐いていたり、下痢をしているなどで体調が悪そうな場合は、放っておけません。病気の可能性があれば悪化する前に受診が必要なので、猫を隠れている場所から出しましょう」
なぜ愛猫が家具の下に隠れて出てこないのか、その理由を飼い主さんは見極めてあげたいですね。隠れたい原因があるのであれば取り除いてあげて、具合が悪そうにしているのであれば、早めに動物病院を受診しましょう。
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
取材・文/sorami
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