猫と暮らす
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スキンシップが好きな猫・嫌いな猫に見られる特徴は? 関わり方のコツを獣医師が解説
この記事では、スキンシップが好きな猫・嫌いな猫に見られる特徴について、ねこのきもち獣医師相談室の先生が解説します。
スキンシップが好きな猫の特徴
具体的な行動としては、たとえば…
- 鳴いてみる
- 体を擦りつけてみる
- 飼い主さんの進行方向の先にデーンと横になって通せんぼしたりする
スキンシップが好きな猫との上手な関わり方は?
そして、愛猫のアピールに気づいたら、積極的に愛猫の好きな遊びや、抱っこやグルーミングなどのコミュニケーションをとるなど、無理なくできる範囲でやってあげてください。
スキンシップを好まない猫の特徴
それぞれ見ていきましょう。
警戒心などは関係なく、スキンシップを元々好まないタイプの猫
むしろ、かまわれさえしなければ、同じ空間で飼い主さんと一緒に過ごすことそのものは好きな場合もあるようです。
たとえば、人から見える範囲で手の届かないギリギリの距離の場所でダラッとお腹を見せて寝ていたり、人が触ろうとすると絶妙にその手が届かないところにちょっとだけ移動する、などの行動が見られることもあります。
このような気質の猫は、抱っこやグルーミングなどの積極的なコミュニケーションはあまり好まない傾向があります。遊びの誘いに対しても、気まぐれなことが多いです。
スキンシップを元々好まないタイプの猫との上手な関わり方は?
遊びについても、誘ったタイミングで愛猫がのってこないなら、むしろしつこくしないほうがよいです。改めて、あとでまた誘ってあげましょう。
本能的な警戒心の影響でスキンシップを好まないタイプの猫
そうした猫は、そもそも自分の存在を目立たせないような行動が多く、人との距離も大きくとりがちな傾向があります。
たとえば、下記のような行動が比較的多く見られるでしょう。
- 狭く暗い場所や高いところ、人のいない部屋など、人の目の届きにくい場所で過ごすことが多い
- 忍び足で身を低くしながら物陰や壁際に沿って移動しがち
- 人の些細な動きなどに対して素早く身をかわして逃げてしまう
警戒心によってスキンシップを好まない猫との適切な関わり方
- 愛猫が身をかわして逃げ出すような「急な動き」などはできる範囲で避ける
- 穏やかな声掛けとともに、何かおいしい食べ物を与える機会を多く持つ
その上で、愛猫との距離が少し近づいてきたような雰囲気を感じたら、一緒に同じ空間で過ごすことを楽しむ気持ちをもちながら、穏やかな声掛けやアイコンタクトなど、愛猫にとって比較的受け入れやすい関りを引き続き試してみるとよいと思います。
猫にやってはいけないスキンシップ
こういった関りは、スキンシップ好きな猫にとっても受け入れにくい傾向があり、またスキンシップを好まない、もしくはまだ人を警戒する気持ちがある猫にとっては、ただの不快な刺激でしかありません。愛猫に嫌われてしまう場合もあるので、こういった方法は避けましょう。
しつこくしないほうが、猫のほうからアピールしてくれるチャンスも!
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
取材・文/sorami
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