猫と暮らす
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ウンチがいつもと違うのは病気が原因? ウンチの異変で気づく猫の病気
ウンチの異変で気づく猫の病気(1)腸炎
主な原因は、腸内細菌のアンバランスや細菌・ウイルス感染、アレルギー、自己免疫疾患、リンパ腫、中毒などさまざまです。
猫が腸炎になると下痢の症状が見られるほか、ウンチのニオイが変化したり、ゼリー状のものがウンチに混じったりすることが。また、ウンチの色が黒っぽい場合は「小腸炎」、赤いものが混じっている場合は「大腸炎」の疑いもあります。
ウンチの異変で気づく猫の病気(2)腸内寄生虫
成猫の場合、特に症状があらわれないこともありますが、なかにはウンチに白い動くもの(虫)が混入しているケースも。また、子猫が発症すると、栄養状態が悪くなったり下痢をしたりして、命に関わる危険もあるので注意しましょう。
腸内寄生虫の治療では、駆虫薬を複数回にわたり投与するのが一般的です。
ウンチの異変で気づく猫の病気(3)巨大結腸症
猫が巨大結腸症になると、ウンチがほとんど出ないなど、量や回数が極端に少なくなります。そのため、動物病院ではウンチをやわらかくする薬を投与するほか、獣医師が手でウンチをかきだす処置や浣腸などを行い、治療を進めるのが一般的でしょう。
なお重症の場合は、結腸の拡大した部分を取り除くために、開腹手術を行うこともあります。
ウンチの異変で気づく猫の病気(4)膵臓(すいぞう)・胆のうの異常
ただしこの場合は、同時に発熱や嘔吐、食欲不振、黄疸などの症状が見られるため、ウンチの異変だけで病気に気づくことは少ないかもしれません。
文/ハセベサチコ
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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