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キャットフードを選ぶときにチェックしたい!「パッケージ表示」の読み方&意味
キャットフードのパッケージには、愛猫の健康管理に必要な情報が表示されているので、表示の意味や読み方を正しく理解しておくことが大切です。
そこで今回は、パッケージ表示の意味や読み方を、キャットフードを選ぶときにチェックしておきたいポイントとともにご紹介します。
まずは「猫用」と表示されているかをチェック
動物によって必要な栄養素やそのバランスが異なるため、専用のペットフードを選ぶ必要があります。
ペットフードのパッケージには「猫用」か「犬用」かなど、対象となる動物がわかるように表示されていますので、愛猫に与えるペットフードは、「猫用」などと表示されたものから選びましょう。
「キャットフードの目的」もよくチェックする
キャットフードのパッケージには、「総合栄養食」「間食」「療法食」「その他の目的食」のいずれかの目的がわかるように表示してありますので、目的に合ったものを選ぶことが大切です。
キャットフードの目的とは
- 「総合栄養食」:そのフードと水を与えるだけで健康が維持できるよう、必要な栄養バランスが整えられたもので、毎日の主食として与えることを目的としている
- 「間食」:おやつ・ごほうび・コミュニケーションの手段などとして与えることを目的としている
- 「療法食」:栄養成分の量や比率が調節され、特定の病気や健康状態の猫の栄養サポートを目的とし、獣医師の指導のもと、食事管理に使用される
- 「その他の目的食(一般食・副食・栄養補完食など)」:上記の3つ以外のもので、嗜好促進のおかずタイプのフードやサプリメントなどが含まれる
主食はライフステージに合った「総合栄養食」を
もし、愛猫の主食となるキャットフードを探しているのであれば、パッケージに「総合栄養食」と表示されたものから選びましょう。
さらに「総合栄養食」のキャットフードには、適するライフステージ(年齢、肥満などの生活状態、妊娠などの生理状態)がパッケージに表示されていますので、愛猫に合っているかよく確認するようにしてください。
気になる栄養素は「成分表示」をチェックして
キャットフードのパッケージには「成分表示」という欄があり、たんぱく質や脂肪といった主な栄養素や水分の重量比が表示されています。
たんぱく質・脂肪は「○%以上」と最低値が、繊維質・ミネラルは「○%以下」と最大値が記載されていますので、気になる栄養素はここで確認しましょう。
キャットフードを選ぶときはここをチェックするのも◎
そのほか、キャットフードのパッケージには、以下の情報が表示されていますので、あわせてチェックしておくといいでしょう。
知っておきたいパッケージ表示の意味
- 「原材料名」:添加物を含めたすべての原材料(使用量の多い順に記載されている)
- 「内容量」:フードの正味量
- 「原産国名」:フードの実質的な最終加工をした国
- 「事業者名および住所」:製造・輸入・販売のいずれかの業者の名称(氏名)と住所
- 「賞味期限」:未開封の状態で保存し、品質が保たれる期限(過ぎたら食べられないというわけではない)
- 「給与方法」:1日に与える量や回数の目安
なお、キャットフードは種類によって重量あたりの代謝エネルギーが異なるため、新しいものに替えた場合は「給与方法」を必ず確認するようにしてください。
また、キャットフードの購入・保管時には「賞味期限」を確認し、安全のためにも期限内に消費するようにしましょう。ぜひ参考にしてみてくださいね。
参考/「ねこのきもち」2017年5月号『愛猫の栄養学事典』
文/ハセベサチコ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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