猫と暮らす
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くつろぎっぷりがスゴい! 「バンザイ寝」をする猫、しない猫の傾向を獣医師が解説
猫がバンザイ寝をするときの気持ちは?
「猫のバンザイ寝とは、猫が両前足を伸ばして、おなかを見せて寝ている姿勢のことです。猫がおなかを見せて寝る状態というのは、警戒心がゼロで一番リラックスをしている寝方だといえるでしょう」
猫のバンザイ寝が見られるシーンは?
「バンザイ寝が見られるシーンとしては、暑い時期というより、寒くない時期や暖かい時期に見られやすいと思います。
ビーズクッションなどで体を支えてくれる環境があると、よりバンザイ寝の姿勢をとりやすいです」
バンザイ寝をしやすい猫の特徴は?
「バンザイの姿で寝るのは、比較的警戒心の少ない猫です。おっとりした性格で人が好きな猫に多いと考えられるでしょう。外にいる猫では、このポーズをする猫はあまりいないと思います。
また、子猫は体が柔らかく、遊んでいた姿勢のまま寝てしまうことも多いので、バンザイ寝は子猫にも見られやすいです。成猫であっても、無邪気に遊んでそのまま寝てしまうコもいると思います。
ほかにも、ポッチャリしている猫は仰向けの姿勢をとりやすい傾向にあります。どんな理由であれ、猫にとってはその姿勢が好きだったり、楽しいと感じているのかもしれません」
バンザイ寝をしない猫の特徴は?
「仰向けの姿勢になるバンザイ寝は、肋骨の構造からするとなかなか不便な体勢です。すぐに逃げ出すことが難しいので、警戒心のある猫はバンザイ寝はしないでしょう」
猫が寝ているときに飼い主さんが注意したいことは?
「警戒心なく寝ているので、突然の物音などに驚いてしまうかもしれません。どのような寝方であっても、大きな音を出すなどして愛猫を怖がらせないように注意してあげるとよいでしょう」
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※一部の写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
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