猫と暮らす
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心身の不調につながることも…猫が不快に感じてしまう「生活音」
日常はさまざまな音であふれていますが、猫が不快に感じてしまうものもあるようです。今回、ねこのきもち獣医師相談室の先生が解説します。
猫が不快に感じる生活音
——猫が不快に感じる可能性のある生活音には、どのようなものがありますか?
ねこのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「猫は人間よりも耳が良いですので、どの程度不快に感じているかはわかりませんが、思った以上に不快を感じていると考えられます。
たとえば家電の音など、今の時期であればエアコンの音も気になり好きではないことが多いので、あらゆる音が不快につながると思います。
知らない音や慣れていない音、音の出所がわからなく聞こえてくる音、突然聞こえてきた大きな音は、不快を超えて恐怖にもなります。
掃除機やミキサー、ドライヤーの音も怖がりやすい傾向にあります。外の音であっても、車の音がよく聞こえると疲れると思います」
——嫌いな音を聞いて不快になったり恐怖を感じると、猫にどのような影響が見られるでしょうか?
獣医師:
「不快なことが続くと余計に過敏になります。熟睡できずにほかのことにも敏感になったり、心身の不調につながります」
音に敏感な猫の特徴と対策
——音に敏感な猫には、特徴が見られますか?
獣医師:
「怖がりなコや神経質なコ、引きこもることが多いコの場合は、音に敏感なことが多いです」
——音に敏感な猫には、日頃からどのような対策をするのがよいですか?
獣医師:
「猫が過ごす場所は、静かな環境を目指したいです。静かに過ごせる場所を確保してあげましょう。
具体的な対策としては、たとえばエアコンの音がうるさいようであれば、音が静かなものがあるので、探すこともひとつです。
ほかにも、大きな音がするものは猫から離れたところで使用したり、遠くから聞こえる音に慣らすようにしましょう。
もし愛猫の気持ちが不安定になっていたり、日常が不安でいっぱいのようだったら、動物病院で相談してみてください」
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
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