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短毛種・長毛種

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ミヌエットの特徴と飼い方 可愛い画像いっぱい|ねこのきもち 猫図鑑

ミヌエット

ミヌエット

英語名
Minuet
原産国
米国
公認団体
TICA
毛種
短毛種・長毛種
  • ミヌエット その1
  • ミヌエット その2
  • ミヌエット その3
  • ミヌエット その4

マンチカンの短い足と、ペルシャの優雅さをあわせもつミヌエットは、人気・認知とも急上昇の猫種です。ミヌエットの特徴や性格、歴史やかかりやすい病気について、ご紹介します。

ミヌエットの特徴・性格・毛色

ミヌエット
Adrian Dalton/gettyimages
ペルシャとマンチカンの組み合わせから派生したミヌエットは、マンチカンの短足にペルシャの丸い顔と離れ気味についた大きな目と小型で丸みをおびた体型を持っています。
愛嬌があり、とても愛情深く、人なつっこい猫です。大きな目と優しい顔で一見おとなしそうですが好奇心旺盛なため、留守番中のイタズラには気をつけましょう。
ミヌエットは家族や高齢者にとって非常によい友達になります。おもちゃを追いかけたり、走ることも大好きです。長毛のイメージが強いですが、短毛もいます。

ミヌエットの飼いやすさ 各項目の数値が大きいほど飼いやすい傾向

ミヌエットの性格

ミヌエット
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
ペルシャとマンチカンのハイブリッド種のため、性格は多様ですが傾向としては活発で遊び好きな面もありながら、のんびりとした猫です。

他の猫種に比べて、赤ちゃんや猫、他の動物とも良好な関係を築くことができ、協調性や順応性が高いといわれています。

ミヌエットの大きさと体型

ミヌエット
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
ミヌエットの身体的な特徴はマンチカン譲りの短足。運動は苦手なのではと懸念されることもありますが、見た目と反してジャンプや走ることが得意。ただし、後ろ足の短さから、跳躍力はほかの猫種に比べて制限されます。跳ぼうとして後ろ足だけの「2足直立」をすることがあります。

体重:2~4.5kg

ミヌエットの毛色の種類

短毛も長毛も毛質は細くやわらかい直毛で、触り心地のいいのが特徴です。長毛の場合はもつれやすいので毎日のブラッシングが必要です。マンチカンが由来の猫種で、さまざまな毛色や毛柄が生まれます。
ミヌエット
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

ミヌエットの心配な病気

・遺伝によるものが多いため、親猫に同様の病気がないか確認が必要な「多発性腎嚢胞」
・手首と足首の関節に骨でできたこぶが形成されてしまう「骨軟骨異形成症」
・短い足が体重を支え切れなくなって、骨と骨との間にありクッションの役割を果たす椎間板が飛び出して末梢神経を圧迫する「椎間板ヘルニア」
・胃や腸など消化器官内に毛球ができ、詰まってしまう「毛球症」
・尿路内に石(ストルバイトおよびシュウ酸カルシウム)が形成され、血尿や膀胱炎の原因になる「尿石症」

ミヌエットの価格相場(2024年)

愛猫の迎え入れ方にはペットショップ、ブリーダーから、保護猫などさまざまな方法があります。例えばペットショップで購入する場合だと、下記のような価格相場です。
価格31万円~

※ペットショップ・ブリーダーのウェブサイトを編集部で調査(2024年5月)。

ミヌエットの飼い方

ポイント1おっとりしている一方で活発な性質面も

のんびりしていますが、活発な面もありイタズラが心配な面も。お留守番させる際には、危険と思われるものは片付け、倒れると壊れる陶器やガラス製品などは置き場所を工夫して出かけましょう。

ポイント2誤食につながるものは片付けて

猫の健康のためにも、屋内飼育がおすすめです。猫は基本的に薄明薄暮性の動物なので、日中は寝て過ごすことが多いため、安心して寝られるスペースを用意してあげましょう。

ミヌエットは好奇心旺盛のため、留守番をさせるときは、入ってほしくない場所には行けないよう制限し、誤食につながるような細かいものなどは片付けておきましょう。

ポイント3年齢と目的に応じたフードを与えて

主食には、フードと水のみで栄養のバランスがとれるように作られている、総合栄養食を与えましょう。一般食は、栄養バランスよりも食いつきを重視しているため、主食には不向きです。フードのパッケージの裏に総合栄養食と記載されているものを選んで。

猫は、成長や年齢ごとに必要とされる各栄養素の量が異なります。「子猫用」「成猫用」「シニア猫用」「体重管理用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。

また、猫はもともと飲水量が少なくても生きていける体の構造ですが、そのぶん、結石症や腎臓病にかかりやすいので、なるべく水分を摂らせるように注意しましょう。

ポイント4短足なので猫タワーは低めに

ミヌエットは、遊びが大好き。お気に入りのおもちゃを使うなどして、1日に最低でも5~10分以上は集中して遊んであげましょう。
また、猫は高いところに上る習性があり、屋内という限られた空間でも、立体的な上下運動をさせるようにして。

猫ができるだけ自由に活動できるようにしますが、足が短いので高い場所に上る工夫はやめて低めに設定した猫タワーなどを置くのがよいでしょう。足が短いので、ある程度の年齢になったら、よく上る場所にはステップを付けてあげるなどするといいですね。

ポイント5健康維持のためにブラッシングを

長毛はとくに細くやわらかい毛質なので、1日1回のブラッシングが必要です。毛玉ができると動きづらくなったり、皮膚炎になったりするため子猫のうちからお風呂に入れたりドライヤーで乾かしたりのお手入れに慣れてもらうようにするとよいでしょう。換毛期には、短毛も1日1回はブラッシングしてあげると健康維持にもつながります

ミヌエットに似た猫の種類

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ねこのきもち投稿写真ギャラリー
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ミヌエットの歴史や背景

犬のバセットハウンドのブリードをしていたアメリカのジョー・スミスさんが、1995年6月12日にアメリカの新聞「ウォール・ストリート・ジャーナル」に掲載されたマンチカンに関する記事を目にしたことからミヌエットの歴史は始まりました。

短足の犬種を愛したジョーさんは、猫の世界にもついに短足が誕生したことを大変喜びました。マンチカンに長足の猫が生まれたときに、ほかのミックス猫などと区別ができないことを問題視したジョーさんは、短足バージョン・長足バージョンともユニークで純血種に見える猫を作出する必要を感じ、ミヌエットのブリードを開始したそうです。

最初の子猫は1996年にマンチカンとペルシャとの交配で誕生し、その後エキゾチックショートヘアなどの長毛猫との交配を経て、TICAに「ナポレオン」という名前で登録されました。その後、2015年に「ミヌエット」に改名され現在に至ります。
文・写真選定協力:石原さくら
猫写真家として、「ねこのきもち」表紙他多数で活躍するほか、メディアの出演・講演も多数。著書・共著に「てらねこ 毎日が幸せになる お寺と猫の連れ添い方」(KADOKAWA)、「かわいいかわいい ねこのかぶりもの」(パルコ)など。愛玩動物飼養管理士1級。A級キャットグルーマー。デボンレックスとシンガプーラのブリーディングの経験もあり、猫の品種についての造詣も深い
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