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青天の霹靂!愛猫が猫には珍しい病気・原発性門脈低形成であることが判明…「何があっても最期まで見届ける!」

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おうちに来て2日目のちまちゃん

それまでは健康に見えた愛猫が、ある日突然、聞き慣れない珍しい病気と診断されたら…。
そんな想像しただけで胸が痛くなるようなことを、ちまむすびさんは経験し、現在進行形で愛猫ちまちゃんの闘病を支えています。「何があっても最期を見届ける」という覚悟を決めて。ちまむすびさんに、ちまちゃんについて伺いました。

それまでは元気だったのに…避妊手術前の検査で肝臓の異常な数値が発覚し、大学病院へ

1歳の誕生日にちまむすびさんが描いたイラストと一緒にポーズ

10年前に実家で猫を飼っていた経験から、ずっと「また猫と一緒に暮らしたいな」と思っていたちまむすびさん。約1年前、ご主人と共に、2人にとって初めての猫としてちまちゃんを迎えました。

おうちにやってきた当日は、緊張して冷蔵庫と壁のすき間に隠れてしまったちまちゃんですが、徐々に慣れていき、ちまむすびさんへの信頼も深めて甘えるように。

ちまむすびさんも、ご主人と2人がかりでシャンプーしたり毛玉を取ってあげたり、あちこちに転がっているちまちゃんの乳歯を見つけては大切に保管し、成長を喜びました。

しかし、ちまちゃんが避妊手術が受けられる月齢になり、手術前の血液検査を受けると穏やかな生活は急変。肝臓の数値が「測定できないくらい高い」ことが明らかになりました。手術の前に、数値を正常値に近付けなければなりません。そのため、投薬を開始しましたが思ったようには下がりませんでした。そこで、かかりつけ医から紹介された大学病院で、原因を探すことに。

大学病院で診てもらう日まで、ちまむすびさんは「あんなに数値が高いのだから、容態が急変したらどうしよう」と緊張の毎日。幸い、その日は無事にやってきて、「いつも通りに過ごせてよかった」とホッとするのでした。

猫には珍しい病気。「治療方法がなくても諦めない!」自らインスタグラムで情報発信&収集

「舌を出してよく寝るブサカワちまちゃん」(ちまむすびさん)

大学病院では、避妊手術と同時に肝臓の細胞を採取して検査することを勧められました。そうすれば麻酔を2度かけずに済みます。大学病院での手術は高額となるため、かかりつけ医で手術&検査。その結果を大学病院に提出し、治療方針を決めてもらうことになりました。

肝臓の細胞も採るために、大きくお腹を開けられたというちまちゃん。「すごくかわいそうな思いをさせてしまった」と嘆くちまむすびさんですが、手術のおかげで何の病気であるかがハッキリとしました。犬に多く猫では非常に珍しい「原発性門脈低形成」でした。ちまちゃんが診察を受けたのは、多くの病気を扱う有名な大学病院ですが、そこでさえ、猫の原発性門脈低形成は1件しか対応したことがないというのです。

一体どんな病気なのでしょうか? ちまむすびさんは「体内の血液循環ができず、毒素が溜まっている状態。将来的に色々な病気が早期に発症する可能性がある。治療法はまだ見つかっていない」と説明を受けたそうです。

もともと、「生き物を飼うと決めた時から一生を見届ける気持ちでいました」というちまむすびさんですが、ちまちゃんが大きな病気であることが判明してから、その思いはさらに強くなりました。

「何があっても最期まで見届ける」「治療法がなくても諦めない!」という思いを胸に、実際に行動開始。ちまちゃんの治療方法を探すために、そして同じ病気の猫にいつか役立つかもしれないと考え、インスタグラムで「#原発性門脈低形成」のタグをつけて情報を発信しています。

現在のところ、「#原発性門脈低形成」のタグづけがされている写真は、ちまちゃん以外はすべて犬で、猫は確認できていないとのこと。本当にそれだけ、猫では珍しい病気なのですね。

同じ病気の猫とはまだ出会えていませんが、インスタグラムでは猫友さんたちと交流し、それがちまむすびさんとちまちゃんの心の大きな支えとなっているようです。「食事やブラッシングの悩みを共有し、色々なことを教えてもらっています。コロナ禍で人と直接かかわれない分、すごく助けられています」とちまむすびさん。「もし同じ病気で戦う猫ちゃんがいましたら、ぜひちまちゃんへご連絡をお願いします! 普段気を付けていること、食事についてなど、情報共有できたらうれしいです」と呼びかけています。

ご夫婦にとっても、ちまちゃんにとっても、お互いがかけがえのない存在に

PCの前で寝っ転がってなでてもらうのを待っているちまちゃん

現在、ちまちゃんには「原発性門脈低形成」によるものとみられる症状はなく、この病気に関しては肝臓用のサプリを服用させながら経過観察を続けています。

一方で、この病気とは関連性のない慢性胃炎らしき嘔吐の症状があり、消化器専門の獣医師にかかっているといいます。こちらの治療としては、まずは色々な療法食を試していくことになるそうです。

嘔吐で体重が減ったり、新しいご飯や薬になかなか慣れないちまちゃんに、ちまむすびさんは「一緒にがんばろうね。長生きしようね! えいえいおー!」と励ましの言葉をかけます。

出かけても「ちまちゃんが寂しがっているから早く帰ろう」と、すっかりちまちゃんが中心の生活を送っているというちまむすびさんご夫婦。お二人にとってちまちゃんは、「かけがえのない存在で心の支え。我が子のようなかわいいかわいい毛玉ちゃん」で、「ちまちゃんがいるから、毎日頑張れます」という活力の源です。

写真提供・取材協力/ちまむすびさん(東京都)
Instagram(@0305nekororu)
取材・文/賀来 比呂美

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