「亡くなった子猫が生まれ変わって戻ってきてくれたのかな」元保護猫との出会いや現在の姿に胸が熱くなる

写真は、Instagramユーザー＠kai.gram__さんの愛猫・カイちゃん（オス）。カイちゃんは、生後1カ月のときに飼い主さん宅にやって来た、元保護猫なのだとか。

そんなカイちゃんとの出会いの経緯などについて伺うと、飼い主さんはこう教えてくれました。

飼い主さん：
「娘の友達が竹やぶの笹の葉の上で固まっている5匹の子猫を見つけました。飼える人を探していて、最後に残っていたのがカイちゃんでした。娘がその子猫の様子を見に行き、そのまま連れて帰って来てお迎えすることになりました」

飼い主さんによると、カイちゃんをお迎えする前、こんな出来事があったのだといいます。

カイちゃんと出会ったのは“単なる偶然”じゃなかった？

飼い主さん：
「実は、カイちゃんを迎え入れる前に、家の敷地内で生後3カ月くらいの子猫を保護したんです。“めなちゃん”と名づけて動物病院に連れて行きましたが、残念なことに3日で亡くなってしまいました。

とても悲しかったですが、最期はひとりじゃなかったこと、その3日間は愛情を注いであげられたことは、本当によかったと思っています。そして、めなちゃんを火葬するときに『今度生まれてくるときは元気にうちのコで戻ってきてね』とお別れしました。

カイちゃんと出会ったのは、その出来事から約半年後。見た目は全然違ったけれど、めなちゃんが生まれ変わって戻ってきたのかな？と思いました」

お迎え当初のカイちゃんの様子

こうして飼い主さん宅にやってきたカイちゃん。お迎え当初のカイちゃんの様子についてお聞きすると、こう振り返ってくれました。

飼い主さん：
「当時は生後1カ月ほどで体も小さく、まだよちよち歩きでした。人見知りするどころか、とにかくくっついてきてくれて、まん丸おめめで本当にかわいかったですね」

カイちゃんのもとに“妹猫”がやって来た！

そんなカイちゃんも今年の5月で2才に。

「お利口さんで甘えん坊」だというカイちゃんですが、最近、飼い主さん宅に新たに子猫をお迎えし、“お兄ちゃん”になったのだそうです。

飼い主さん：
「“妹猫”のきぃちゃんをお迎えして、カイちゃんはお兄ちゃんになりました。それはそれは優しいお兄ちゃんで、きぃちゃんを見守り、何をされても耐えて一緒に遊んであげています。

大好きなダンボールを譲ってあげたり、きぃちゃんが寝ているときを見計らって甘えてきたりするなど、見ていて涙が出ちゃうくらいにきぃちゃんへの愛を感じますね」

最後に飼い主さんは、こんなことをお話ししてくれました。

飼い主さん：
「カイちゃんもきぃちゃんも我が子同然な存在で、かわいくて愛しくて大切な家族です。

天真爛漫なきぃちゃんが優しいカイちゃんに守ってもらい、これからどんなふうに成長するのか楽しみですね。そして、優しい“お兄ちゃん”のカイちゃんには感謝しかありません。

とにかく元気に幸せに過ごしていけるように、全力でふたりを守っていきたいと思います」

カイちゃんの優しさは、飼い主さんを幸せにしていることがわかりました。

写真提供・取材協力／＠kai.gram__さん／Instagram
取材・文／長谷部サチ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年7月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。