猫が好き
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7才で家族に!成猫になってから迎え入れた保護猫→窓辺でくつろぐ姿の3年の変化にほっこり
この写真から3年後。10才になったにこちゃんは、同じ場所で、とても家に慣れた姿を見せていました。
「わが家に来たときのおすましは、緊張してたのかもな。そうだったら、今のにこちゃん、幸せと思ってくれていたらいいな」
2枚の写真に写るにこちゃんの明らかな様子の違いに、飼い主さんはほっこりとした喜びを感じたようです。
この3年に起きた、にこちゃんの変化
「お迎えした当時はケージから一歩も出ず、ゴハンをケージ内で食べるのみでした。わが家に来て2カ月くらいすると子どもに慣れて、子ども部屋の窓がお気に入りの場所になり、写真も撮らせてくれるようになりました。私が近づくと逃げますが……。
3年経った今は、私や夫、子どもたちへの態度を自分で決めているように感じます。私のことは掃除とゴハン担当と認識しているにも関わらず、なぜだか塩対応。だけど、ときどき私の手のひらを枕にして頭をそっと置いてくれたり、舌でなめてくれたりするのでツンデレな性格です。子どもにはデレデレで、へそ天をしたり、夜は子どもの隣で丸くなったりしています」
保護猫だったにこちゃんとの出会い
飼い主さん:
「3年前に家を購入したことをきっかけに、愛護センターの面接や講習会に参加しました。私が猫を飼った経験がなかったので職員さんに成猫を勧められ、にこちゃんを紹介されました。
にこちゃんは半分ノラとして生活をおくっていたようで、前の飼い主さんが飼えなくなり愛護センターに保護されたと聞いています。前の飼い主さんが「ねこ~」と呼んでいたので、愛護センターでは「ねこ」に近い「にこ」と名づけて呼んでいたそうです」
「愛護センターの職員さんから『抱っこしてみませんか?』と言われ、恐れながら抱っこをすると、なんと私に抱っこをされながら前足をふみふみしてくれたのです。職員さんが『にこちゃんがふみふみするのは珍しい!気に入られていますよ』と言うので、境遇にしんみりして迎え入れを決意しました。
ただ、3年たっても抱っこは嫌いなようで……。大好きな子どもにさえも抱っこされることを拒否しています。初めて出会ったときに気持ちよさそうに私に抱っこされたこと、そのときに見せたふみふみが何だったのかは、今でも謎です」
塩対応でも、現在は信頼を感じることが!
飼い主さん:
「仕事で疲れているときは気配を察するのか、手を伸ばすと舌でなめてくれます。自分の好きな場所にいても、出勤時に駐車場が見える位置まで移動してお見送りをしてくれるときは、胸が熱くなります。家に来てからはまったく威嚇しないので、優しくて、怖がりな猫ちゃんです」
幸せな猫生をおくらせる!だから、いつか一緒に寝てね
飼い主さん:
「大変な思いをして生きてきた7年だったと思うので、『よくがんばりました』と声をかけたいです。怖がりな性格だけど、少しずつでも自分を出せるようになってくれていたら嬉しいです。
にこちゃんがこれからの猫生を幸せに送れるようにサポートしていきますので、いつか一緒にベッドで寝てくれると嬉しいです」
取材・文/小崎華
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年8月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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