猫が好き
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大雨の予報が出ている前日に河川敷で発見した子猫を保護!7年後の現在に思うこと
息子さんの電話で始まった救出劇
飼い主さん:
「息子から『今、仕事で川沿いの施設に来ているんだけど、河川敷に捨てられている子猫がいる。自分は上司の運転手として来ているので保護することができない。どうしよう』という電話がかかってきました。
私も仕事中でしたし、道もよく知らない場所。ですが、翌日は大雨の予報……。気になって悩んでいると、一緒に仕事をしていた同僚がその周辺に土地勘があるというので、一緒に行ってもらうことにしました」
「電話では大まかな場所しか聞けず、『大きな声で鳴いているからすぐわかる』と言われて行ったのですが、子猫の声は聞こえませんでした。周辺を通る人に聞いても目撃情報はなし。なので、恥ずかしかったけれども『ニャオ!ニャオ!』と呼びかけ、鳴き返してくれた声で発見することができました」
当時のあたりちゃんの様子について、飼い主さんはこう振り返ります。
飼い主さん:
「保護時のあたりはまだ離乳前で、手にのるほどのサイズでしたが、フタを開けた大きな猫缶がそばに置いてありました。小さな体はノミだらけ。耳や鼻が貧血で白くなっていましたが、ミルクをあげて保温するとどんどん元気になりました」
あれから7年、現在のあたりちゃんは?
こんなエピソードも
飼い主さん:
「保護した当時は白くてフワフワで、グレーがかったしっぽと耳がシャム猫のようだったのですが、大きくなるにつれて鼻のあたりにキジトラぽい模様が出てきました。見方によっては白い鳥の形にも見えるので、今ではあたりのチャームポイントになっています」
あたりちゃんについて思うこと
飼い主さん:
「あたりは一緒に暮らしていた先住猫が亡くなって体調を崩したり、カミナリが怖くてベッドの下から出てこなくなったり、すごくデリケートで小心者かと思いきや、自分より弱いと思ったものには容赦なし。だけど、家族の帰宅時には玄関で『ニャ~ン』と甘えた声を出しておなかを見せてゴロンゴロンします。
子どもたちが独立していなくなった今、私たちにとって実の子どものような存在です。生きがいですね」
取材・文/小崎華
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年9月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
※文中の表現は、飼い主さんご自身の表現に沿っています。
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