猫が好き
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子猫を保護した小学生たち 命のバトンを受け取り教員が里親に 奇跡のような実話が凄い!
投稿したのは、飼い主の@kotarou_kawaiiさん。
当時、小学校で教員を務めていた飼い主さんは、ある朝、小さな子猫を抱えて登校して来た子どもたちから「学校で飼いたい」と懇願されます。一時的に職員室で保護したものの、その後、どうするか悩んだ飼い主さんは家族に連絡を取って……。
子どもたちが繋いでくれた愛猫との出会いから、当時の状況や現在の様子について、飼い主さんに詳しいお話を伺いました。
子猫と一緒に登校した子どもたち 職員室で預かられた命の行方は?
虎太郎くんと飼い主さんが出会ったのは、2022年10月13日のこと。当時、飼い主さんが教員として勤務していた小学校に、子どものたちが弱った子猫とを抱えて登校して来ました。
「学校で飼いたい」と訴える子どもたちに対して、他の先生はどうしたものかと困り果てていたといいます。一時的に、用意した段ボールに子猫を寝かせて、職員室で預かることになりました。
しかし、このまま学校で預かることはできません。「このままだと警察と保健所に連絡をしなければならない」と聞いた飼い主さんは、あわてて夫へ連絡をしました。
飼い主さん:
「夫は、すぐ学校に駆けつけてくれて、子猫はその足で動物病院へ。診察の結果、片目は目ヤニまみれで、栄養失調や貧血などの症状があり、ひどく弱っている状態であることがわかりました。このまま放っておくことはできないと思い、『私たちで面倒を見よう!』と決めました」
■人生で初めて猫との生活がスタート 飼い主さんが驚いたこととは?
飼い主さんにとって、猫と暮らすのは虎太郎くんが初めて。実家では、飼い主さんと同じく教員をしていたお母さんが、学校で子どもが保護した犬を引き取って暮らした経験はありましたが、猫に関してはまったく知識が無かったといいます。
飼い主さん:
「今までトイレで失敗したことはありません。『猫って本当に賢いんだなあ』と感心する場面が多かったです。出会ってからお迎えすることを決めるまで、あっという間でしたが『これも運命だ』と思って受け入れてから今まで、とても充実した毎日を過ごしています」
■飼い主さん夫婦が大好きな虎太郎くん 親猫や子どもたちに感謝する日々
また、人間年齢で約18歳になった虎太郎くんは、とても甘えん坊で寂しがり屋、ちょっぴり人見知りをする男の子になりました。飼い主さん夫婦の姿が見えなくなると大きな声で鳴きながら探し、知らない人が家に来ると怒って暴れながら隠れてしまうそうですよ。
飼い主さん:
「人が近くにいると安心するのか、おとなしく過ごしています。賢くて育てやすい、自慢の猫ちゃんです。また、シャンプーは苦手ですが、お風呂は大好き!毎日、お風呂掃除に付き合ってくれます」
飼い主さん:
「本当にかわいくてかわいくて、一緒にいるだけで幸せな気持ちになります。虎太郎のお母さんとお父さんに『虎太郎を生んでくれてありがとう』と伝えたいです。また、虎太郎を助けてくれた心優しい子どもたちも改めて感謝しています。最近は、血液検査の結果も良好なのですが、レントゲン結果では骨が細いことがわかり驚きました。虎太郎が長生きできるようにサポートしながら、これからも一緒に暮らしていきます」
虎太郎くんは、飼い主さん夫婦のことを本当のお父さん、お母さんのように思っているに違いありません。飼い主の@kotarou_kawaiiさんのXでは、虎太郎くんの普段の様子をたくさん見ることができますよ。
写真提供・取材協力/@kotarou_kawaiiさん
取材・文/佐東みかん
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