先住猫の「相棒」を探していたときに出会った保護子猫　家族になって1年、「出会えた奇跡に感謝」の日々

愛猫と出会えた素敵なご縁に、感謝している人も多いのではないでしょうか。

Instagramユーザー@nene_raito_iさんもそのひとり。2023年6月26日に、元保護猫の愛猫・らいとくん（取材時1才）の1回目の「うちのコ記念日」を迎えて、飼い主さんは「出会えた奇跡とすくすく元気に育ってくれたことに感謝しています」と話しています。

らいとくんとの出会いや現在の暮らしの様子について、飼い主さんに詳しくお話を聞きました。

先住猫の“相棒”となるコを探していたときに、らいとくんとの出会いが

らいとくんは5兄弟で、林の中で三毛猫のお母さんから生まれたコでした。親子は地域のボランティアさんに見守られながら暮らしていたようですが、カラスなどに狙われる危険があることから、猫の保護活動をしている団体に保護してもらうことになったといいます。

ちょうどその頃、飼い主さん夫婦は先住の元保護猫・ネネさん（取材時2才）の相棒を探していました。そんなときに、Instagramでらいとくんの写真を見つけたのだそうです。

飼い主さん：
「譲渡会に参加したり、ネットの募集にエントリーしてもなかなかご縁がなくて諦めかけていたところ、Instagramのミルクボランティアさんの投稿に目が留まったんです。

ミルクを飲むらいとの姿がとても可愛らしくて家族に迎えたいと思い、すぐにメッセージを送りました。トントン拍子に話が進んだので、らいととはご縁があったのだなと思います」

「おっとりしたコ」と聞いていたけれど…。お迎えすると、ヤンチャっぷりを発揮！

ご縁があって、飼い主さん夫婦はらいとくんを正式に家族にお迎えしました。お迎え当時、ミルクボランティアさんからは「とてもおっとりしたコ」と聞いていたそうですが、お迎えしてからのらいとくんについて飼い主さんは「めちゃくちゃヤンチャくんでした」と話します。

また、初日から部屋の中を探索するなど、らいとくんは物怖じしない性格でした。小さい体で先住猫のネネさんに“ニャンプロ”をしかけている姿を見て、飼い主さんたちはびっくりしてしまったそうです。

らいとくんは1才に。どのようなコに成長した？

その後もすくすくと成長していったらいとくんは、1才のおとなの猫になりました。とても甘えん坊で天真爛漫で、やきもち焼きな一面もあるのだとか。

また、飼い主さんたちの言葉を理解しているような行動を見せることが多く、飼い主さんは「賢いコだな」と感じる瞬間があるそうです。

先住猫のネネさんとの関係性はというと、いつも一緒にニャルソックをしたり、運動会や追いかけっこをして楽しく過ごしているそう。

ただ、アログルーミングをしたり、くっついて寝たりはしないようで、飼い主さんは「これがふたりの程よい距離感なのかな」と話しています。

そんな2匹は、性格がまったく異なるのだとか。

飼い主さん：
「長女のネネさんはしっかり者、弟分のらいとはボケ担当で、いつもほっこり和ませてくれます。また、ネネさんは“ツン”が多め女子で、基本私にしか甘えないのですが、らいとは主人にも私にも甘え上手で人たらしだなと思います。

『十人十色』と言いますが、『十猫十色』でにゃんずそれぞれ性格が違い、どちらの反応も可愛くて毎日その姿をそばで見られるのが楽しいです」

お互いに“良き相棒”となった、らいとくんとネネさん。2匹の微笑ましい関係性を見て、飼い主さんはあらためてらいとくんを家族に迎えてよかったと思っているようです。

らいとくんたちへの思い

「鼻チュー」をするらいとくん、ネネさん — ニャルソック中に「鼻チュー」をしていたときの様子。

飼い主さん夫婦は、らいとくんたちと幸せあふれる日々を過ごしています。らいとくんたちとの出会いを振り返り、いまどのようなことを思うのでしょうか。

飼い主さん：
「にゃんずを迎えてから『私たちも元気でいなきゃ』と、自分自身の健康にも気を配るようになりました。最期のことはまだ考えたくはありませんが、縁があって家族になってくれたコたちに幸せに過ごしてもらい、最期まで見届けることが私たちの役割だと思っています。

これからも元気で仲良く、一分一秒でも長生きしてほしいです」

写真提供・取材協力／@nene_raito_iさん／Instagram
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取材・文／雨宮カイ