猫が好き
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足をひきずって助けを求める子猫を保護、警戒心が解けない中、突然、起こった変化とは? 飼い主さんのうれし涙に心が揺さぶられる…!
その後は、飼い主さんの懸命なケアのかいあって、けいくんは健康を取り戻し、すくすくと成長。現在、4才になりました。
飼い主さんは「これからも健康に長生きして1日でも多く一緒にいてほしい」と切に願っています。けいくんとの出会いから保護、現在の様子まで詳しいお話を伺いました。
「ケガしている猫がいた」再び、おうちに現れたけいくんを保護
その後も、飼い主さんの前にたびたび姿を現したけいくん。ところが、ある日を境にピタリと来なくなってしまいました。一体、どうしたのだろうと気になっていた飼い主さん。次に、けいくんと再会したのは、最後に会ってから1カ月後だったそうです。
飼い主さん:
「ちょうど年が明けてすぐの頃、お隣さんから『ケガをしている猫がいた』と聞いて心配していました。すると、その日の夕方、後ろ足を引きずりながら現れ、大きな声で鳴きながら助けを求めてきたのです。すぐに保護し、体力の回復などしばらく自宅で様子を見てから病院へ。そのとき『ウチのコにする』と決めていました」
こうして、けいくんと新たな生活をスタートした飼い主さん。おうちに慣れてくれるまでは少し時間がかかったようですが、少しずつ、距離が縮まっていったそうです。
飼い主さん:
「保護してしばらくは甘えて来ることはありませんでした。ところが、ある日、突然、玄関前で帰宅するのを待ってお迎えしてくれるようになったのです。また、ソファにゴロンと寝転がって“なでてアピール”をして甘えてくれるようにもなりました。『ようやく心を許してくれたんだ』と思って、嬉しさのあまり涙が……。たくさんなでてあげました。それからは、毎日、このようになでてあげるのが日課になっています」
けいくんを迎えて“猫中心の生活”に。「不自由なくすごしてほしい」
飼い主さん:
「超絶ビビりなツンデレです。インターホンが鳴ったり、知らない人が来るだけで、ダッシュで隠れ、しばらくは姿を見せません。とにかく人が怖いみたいです」
最初に出会った春から、お迎えした翌年の年明けまで、時間をかけて家族になったけいくんと飼い主さん。きっと、強いご縁と絆で結ばれているに違いありません。
改めて、飼い主さんにけいくんへの“思い”について伺いました。
飼い主さん:
「人が怖くて嫌いなのに、自分を信頼して助けを求めてくれたことにまず感謝したいです。このコを保護してからは猫中心の生活になって大変なこともありますが、それ以上に毎日が楽しく、頑張る糧になっています。終生、後悔のないようお世話して、不自由なく過ごしてもらいたい。1日でも長生きしてほしいと思ってます」
写真提供・取材協力/@guc_catさん/X(旧Twitter)
取材・文/佐東みかん
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。2024年7月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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