猫が好き
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愛犬の散歩中にうずくまっていた子猫を保護 「片側二本足」だけれど、ハンデを感じさせないほどの元気なコに!
視線や凛々しい佇まいなどが印象的な、にゃんちゅーくん。写真を見たXユーザからは、「気持ちハイタッチ最高にかわいい」「肩がいっぱい上がってる 任せとけ〜のハイタッチだね」「私には、にゃんちゅーの右手がハッキリ見えてるよ ハイタッチ!」などのコメントが寄せられており、飼い主さんが言う「気持ちはハイタッチ」に共感した人も多いようでした。
にゃんちゅーくんとの出会い
それが、にゃんちゅーくんだったといいます。
「通りすがりに小さく『にゃー』っと鳴いていたのが、『助けて!』って言っているようだったんです。
自宅に戻って必要なものを準備し、再び子猫を見つけた場所に戻ることに。子猫は同じ場所でうずくまっていたのですぐに救出したのですが、地面に下ろしてみるとヒョコヒョコしていて歩き方が明らかにおかしかったんです。
足を見てみると右前足は骨が折れており、かろうじて皮膚が繋がっている状態。右後ろ足は、足の付け根あたりからありませんでした」
獣医師からは「厳しいかもしれない」と言われたそうですが、にゃんちゅーくんは数日後に手術を行い、何とか一命をとりとめたそうです。
退院後に、にゃんちゅーくんを家に迎えた飼い主さん。当時のことを次のように振り返ります。
「じつは、にゃんちゅーと出会った日は私の誕生日だったんです。お祝いどころではなくなりましたが、にゃんちゅーとの出会いが最高の誕生日プレゼントになりました」
家族に迎えて2日後に驚きの出来事が
しかし、飼い主さんはお迎えしてすぐの頃に、にゃんちゅーくんの驚きの姿を目にしたといいます。
「移動は常に抱っこでしたが、家に来て2日後ににゃんちゅーは自分で数歩歩いたんです。そんなにゃんちゅーを思わずギュッと抱きしめたことを、今でも覚えています。
その日を境に、ほんの少しずつですが自分で移動するようにもなり、段差も少しずつ飛べるように。お迎えして半年経つ頃には、自由に走り回れるくらいに成長しました」
「右前足が肘から上の部分が少し残っていたので、走るときや着地するときに使ってしまっていたようです。その際に皮膚を突き破って骨が出てきてしまい、また包帯生活に。
『何とか足を残してあげたい』と、3カ月ほどは傷口を保護して生活をしましたが良くならず、残っている右前足の再断脚をすることになりました」
ハンデを感じさせない元気いっぱいなにゃんちゅーくんの姿に、飼い主さんは救われたようです。
ハンデがあっても、普通のコと同じように何でもできる
飼い主さんが何か作業をしていると、にゃんちゅーくんは甘えた声で抱っこをおねだりしてくるため、作業がなかなか進まないといいます。
「最初は転ぶし落ちるしで、バランスを取れるようになるまではすごい努力があったんだろうなと思います。今では、獣医さんお墨付きの筋肉ムキムキ、マッチョくんです。
ハンデがあるけどベルを鳴らすことができるし、『オテ』だって得意です。何でもできて天才すぎます」
「毎日元気に走り回っていますが、怪我には気をつけてほしいです。たまに無茶をするときもあるので、ほどほどに。病気にも気をつけてあげたいです。
ご縁があって新しく家族になった弟猫・れんにゅーくんと、これからも仲良く元気に過ごしてほしいです」
取材・文/雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2024年5月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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