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徐々に回復していく猫 「このまま順調…」と思っていた我らを待ち受ける更なる試練とは!?【連載】交通事故にあった猫を拾いました#13

こんにちは。3匹の猫と1頭の犬と暮らし、二児の母でもあるtamtamです。
個人で犬や猫の保護活動をしている私ですが、ある一匹の野良猫と出会ったことで
私の人生は大きく変わりました。このお話は、そんな野良猫と、家族のお話。

交通事故に遭ったところを保護された、一匹の猫。
一度は“安楽死“と診断されたその猫は、たまちゃんと名付けられました。
セカンドオピニオンで点滴治療を受けることで徐々に回復していくたまちゃん。
そんなたまちゃんと私を待ち受ける、更なる試練とは…!?

命を繋ぐ、カテーテル!!

先生「溶かした流動食を注射器で吸って
   ここから流動食を直接食道に送るんだよ」

アゴを複雑骨折してしまったたまちゃんは
口を動かせず、自力で栄養を取ることができないため
鼻から食道へ繋がるカテーテルが通されていました。

ちなみに、このカテーテルのことを、命綱と呼んでいました。(勝手に)
本当の名前は経官栄養法というらしいです(他人事)

そして、このカテーテルから流動食や投薬管理をしていくのですが…

経官栄養法…むずかしイィィィィ!!

先生「ゆっくりね。焦ると大変なことになるからね」
私「はいぃぃ!」

高栄養パウダーを水に溶かして流動食をほどよいとろみ加減で作り
それを注射器に吸って、それをカテーテルを通して胃に送る、という
とてーも重要な作業。

それを、看護師さんも獣医さんも、難なくこなしているのですよ。

だからね…。私にも出来ると思うわけですよ…。
相手は無抵抗な猫様やし、楽勝やん?

…なんて、甘く見ていると痛い目に遭います。

いってみよう!やってみよう!

為せばなる、為さねばならぬ、何事も!

ブシャァぁぁぁぁぁ

流動食が硬すぎたり、注射器を押す力が強すぎたり、
早すぎたら、こうるYO!!!

もう笑うしかないYO!!!

フハハハハハ!!!!(乱心)

無抵抗だった猫様

当時のお姿。
カテーテル1本で繋がっている命でした。
ほんと、よく頑張ったねぇぇぇ(涙)

登場人物・登場犬猫

ねこのきもちWEB MAGAZINE
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tamtam プロフィール

動物病院で動物看護士として勤務後、現在は個人で犬猫を預かり里親を探す「一時預かりボランティア」を続けている。犬猫の保護や介護について、大変な現実だけでなく、楽しさ・幸せをSNSで発信し大きな話題に。
2022年「たまさんちのホゴイヌ」(世界文化社)、2023年「たまさんちのホゴネコ」(世界文化社)を出版。著者印税を動物福祉活動に充てている。

instagram:@tamtam__111
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