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瀕死だった猫の名前を考える時、「やっとこの先の未来が見えるような気がした」【連載】交通事故にあった猫を拾いました#12

こんにちは。3匹の猫と1頭の犬と暮らし、二児の母でもあるtamtamです。
個人で犬や猫の保護活動をしている私ですが、ある一匹の野良猫と出会ったことで
私の人生は大きく変わりました。このお話は、そんな野良猫と、家族のお話。


車にはねられた一匹の猫。
業者さんから回収されようとしていたその猫は、実はまだ生きて抵抗していて。
その現場を目撃した私の姉はとっさに声をかけ、
動物病院へ連れて行ったものの、安楽死した方がいいとのこと。
それを聞き、妹である私が猫を引き取り、セカンドオピニオンを受けることに。

入院して数日後、看護師さんがある提案をしてくれました。

事故の猫の名前を考えましょう!

看護師さんからの提案は「猫様の名前を決める」というもの。

おかーさん、死んでしまうものと諦めていたその猫様の
名前を考える日が来るなんて思ってもいなかったので

やっとこの先の未来が見え始めたような気がして

それまでは「事故の猫」「事故の猫」と呼んでいて(こら)
呼び名(名前)と聞いて、
やっとこの先の未来が見え始めたような気がして嬉しかった。

看護師さんが気を利かせて、素敵な提案をしてくれてありがとう。涙。

そうだ!姉に考えてもらおう!

姉は猫様を救った救世主。
だから、姉に名前を考えて欲しいと思いました。
姉よ、この先の未来を生きるための、縁起のいい名前を一つ頼むぜ!

って、グーグルぅぅぅぅぅぅ!!!!

#姉に悪気はありません。
#姉はど天然です。
#名前は私が考えるわ。
#そして、そんな姉が大好きです。

命名「たまちゃん」

頭がえらいことになってたから、たまちゃん。

事故に遭ったことはこのコの一生の中で最も辛い記憶になると思う。
それでも、それに負けないくらい
幸せだったと最後には感じて欲しいなって。
不幸な一生だったと思って欲しくないなって。
そこから這い上がる念をかけて、たまちゃんと呼ぶことにしました。

登場人物・登場犬猫

ねこのきもちWEB MAGAZINE「交通事故にあった猫を拾いました」
ねこのきもちWEB MAGAZINE「交通事故にあった猫を拾いました」
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tamtam プロフィール

動物病院で動物看護士として勤務後、現在は個人で犬猫を預かり里親を探す「一時預かりボランティア」を続けている。犬猫の保護や介護について、大変な現実だけでなく、楽しさ・幸せをSNSで発信し大きな話題に。
2022年「たまさんちのホゴイヌ」(世界文化社)、2023年「たまさんちのホゴネコ」(世界文化社)を出版。著者印税を動物福祉活動に充てている。

instagram:@tamtam__111
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