猫が好き
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いきなりの退院決定! まだ、自力でご飯食べれない猫を前につい本音「不安しか勝たん」【連載】交通事故にあった猫を拾いました#14
個人で犬や猫の保護活動をしている私ですが、ある一匹の野良猫と出会ったことで
私の人生は大きく変わりました。このお話は、そんな野良猫と、家族のお話。
交通事故に遭ったところを保護された、一匹の猫。
一度は“安楽死“と診断されたその猫は、たまちゃんと名付けられました。
セカンドオピニオンで点滴治療を受けることで一命を取り止め
わずかだが徐々に回復していくたまちゃん。
そんなたまちゃんと私を待ち受ける、更なる試練とは…!?
たまちゃんのリハビリ、それはご飯を食べること!
リハビリとして強制給餌アゴを動かしていこう』
入院から1週間経った時のこと、経官栄養も上手くいってるし
状態も安定してきてる、それならばと始まった新たなリハビリ…
それはズバリ!!
ご飯を口から食べること!!!でした!!
それができないと何が困るかというと
口を動かさないと最悪アゴが
固まってしまうというではありませんか…(恐ろし)
そんなことにならないよう、無理やり口に入れてご飯を食べさせる
強制給仕という方法を新たにチャレンジしてみようということでした。
責任重大。
どうなんのよ。コレェぇぇーーーー。
不意に語り始める先生…
私はその話を感心しながら、頷きながら聞いていました。
色んな獣医師さんがいるけど、内面の優しさが滲み出ていて
人として凄い立派な人だなぁと、しみじみ。
こんな職場で働けてよかったなぁと、しみじみ。
すると、次の瞬間先生が私に言い放った一言。
よし!!!今日退院しようか!!!
今日も生きてる。
今日も生きてる。
そんな奇跡の連続だった1週間。
まだまだ弱っているけど、
やっと、やっとお家に迎えることができる。
よかった!!嬉しい!!!
なんてことは、思えずに…
不安しか勝たん★
病院にいるから安心♪なんて甘いことを思っていたことを認めマス。
不安でいっぱいだったけども
おかーさん、嬉しかったのよ。
自分の手で、お世話できることがなんだか少し怖くもあり、
心のどこかでワクワクしていたのよ。
一緒に寝れる日が来るかなぁ、とか。
甘えてくれる日が来るかなぁ、とか。
ま、今現在もそんな日は訪れてませんけど!?
だからって、諦めてもいませんけど!?
登場人物・登場犬猫

tamtam プロフィール
2022年「たまさんちのホゴイヌ」(世界文化社)、2023年「たまさんちのホゴネコ」(世界文化社)を出版。著者印税を動物福祉活動に充てている。
instagram:@tamtam__111
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