1. トップ
  2. 猫が好き
  3. 連載
  4. 交通事故にあった猫を拾いました
  5. いきなりの退院決定! まだ、自力でご飯食べれない猫を前につい本音「不安しか勝たん」【連載】交通事故にあった猫を拾いました#14

猫が好き

UP DATE

いきなりの退院決定! まだ、自力でご飯食べれない猫を前につい本音「不安しか勝たん」【連載】交通事故にあった猫を拾いました#14

こんにちは。3匹の猫と1頭の犬と暮らし、二児の母でもあるtamtamです。
個人で犬や猫の保護活動をしている私ですが、ある一匹の野良猫と出会ったことで
私の人生は大きく変わりました。このお話は、そんな野良猫と、家族のお話。

交通事故に遭ったところを保護された、一匹の猫。
一度は“安楽死“と診断されたその猫は、たまちゃんと名付けられました。
セカンドオピニオンで点滴治療を受けることで一命を取り止め
わずかだが徐々に回復していくたまちゃん。
そんなたまちゃんと私を待ち受ける、更なる試練とは…!?

たまちゃんのリハビリ、それはご飯を食べること!

先生『流動食だけじゃ生きていけないから
リハビリとして強制給餌アゴを動かしていこう』


入院から1週間経った時のこと、経官栄養も上手くいってるし
状態も安定してきてる、それならばと始まった新たなリハビリ…

それはズバリ!!

ご飯を口から食べること!!!でした!!

それができないと何が困るかというと
口を動かさないと最悪アゴが
固まってしまうというではありませんか…(恐ろし)

そんなことにならないよう、無理やり口に入れてご飯を食べさせる
強制給仕という方法を新たにチャレンジしてみようということでした。

責任重大。

もし食べさせることが、できなかったら

どうなんのよ。コレェぇぇーーーー。

不意に語り始める先生…

先生が動物のたくましさについて語り始めて
私はその話を感心しながら、頷きながら聞いていました。

色んな獣医師さんがいるけど、内面の優しさが滲み出ていて
人として凄い立派な人だなぁと、しみじみ。

こんな職場で働けてよかったなぁと、しみじみ。

すると、次の瞬間先生が私に言い放った一言。

よし!!!今日退院しようか!!!

今日が峠と言われて1週間。

今日も生きてる。

今日も生きてる。

そんな奇跡の連続だった1週間。

まだまだ弱っているけど、
やっと、やっとお家に迎えることができる。
よかった!!嬉しい!!!
なんてことは、思えずに…

不安しか勝たん★

白状します…

病院にいるから安心♪なんて甘いことを思っていたことを認めマス。

不安でいっぱいだったけども

死にかけていた君が回復してきていることを知って
おかーさん、嬉しかったのよ。
自分の手で、お世話できることがなんだか少し怖くもあり、
心のどこかでワクワクしていたのよ。
一緒に寝れる日が来るかなぁ、とか。
甘えてくれる日が来るかなぁ、とか。
ま、今現在もそんな日は訪れてませんけど!?
だからって、諦めてもいませんけど!?

登場人物・登場犬猫

ねこのきもちWEB MAGAZINE
ねこのきもちWEB MAGAZINE
ねこのきもちWEB MAGAZINE

tamtam プロフィール

動物病院で動物看護士として勤務後、現在は個人で犬猫を預かり里親を探す「一時預かりボランティア」を続けている。犬猫の保護や介護について、大変な現実だけでなく、楽しさ・幸せをSNSで発信し大きな話題に。
2022年「たまさんちのホゴイヌ」(世界文化社)、2023年「たまさんちのホゴネコ」(世界文化社)を出版。著者印税を動物福祉活動に充てている。

instagram:@tamtam__111
CATEGORY   猫が好き

UP DATE

関連するキーワード一覧

人気テーマ

あわせて読みたい!
「猫が好き」の新着記事

新着記事をもっと見る