湿気の多い夏は、猫のフードや飲み水に細菌が繁殖しやすくなるため、取り扱いには十分注意が必要です。
そこで今回は、夏場に取り入れたい、猫のフード・飲み水の管理法についてご紹介します。猫用食器の管理法もご紹介するので、あわせて参考にしてみてくださいね。
夏場に取り入れたい猫のフード・飲み水の管理法
フードは毎回新しいものを与える
猫が一度口にしたフードは、唾液などにより細菌が繁殖しやすい状態になっているため、つぎ足して与えるのはNGです。食べ残しは毎回片付け、新しいフードを与えるようにしましょう。
フードは食べ切れる分だけ与える
猫の食べ残しのフードをそのままにしておくと、細菌が繁殖する原因になります。猫にフードを与える際は、一回で食べ切れる量を入れるようにしてください。
帰宅後はすぐに飲み水を交換する
留守番の際は、部屋のあちこちに飲み水を置いておくとよいですが、帰ってきたらすぐに新鮮なものに取り替えてあげましょう。半日程度の留守番なら、フードは置いておかなくてもOKです。
開封後のフードは密閉して冷蔵庫で保存を
フードは空気に触れると傷んでしまいます。空気に触れる回数を減らすためにも、大袋などで購入して開封後すぐに食べないフードがある場合は、小分けにして食料保存袋に入れておき、さらに密閉容器に入れて冷蔵庫で保存しましょう。
猫用食器の清潔を保つことも大切
フードや飲み水に加え、猫が食事で使う食器(フードボウル)の清潔を保つことも大切です。
フードボウルは毎回必ず洗う
猫が食事で使ったフードボウルは、フードの油分や猫の唾液が付着し、細菌が繁殖しやすい状態になっているので、食事の後は毎回必ず洗うようにしましょう。猫が食べ切っていなくても、ある程度時間が経ったものは下げてしまってOKです。
洗い方は人の食器を洗うのと同じで、中性洗剤を泡立ててスポンジでこすります。洗い終わったら水で流し、乾いたふきんでしっかり拭き取ったら、しばらくおいて乾かしましょう。
なお、人の食器と同じ場所で洗ったり、同じスポンジやふきんを使ったりするのは避けてください。
定期的にエタノール消毒するのも◎
フードボウルは長く使うなどして傷があると、そこから細菌が入り込み、通常の洗浄では落とせなくなることも。通常の洗浄に加え、週に数回エタノールで消毒を行うとよいでしょう。
消毒をするときは、いつもの洗浄をした後にエタノールをまんべんなく吹きかけて5分ほどおきます。乾かない場合はペーパータオル、もしくは、清潔なふきんで拭きましょう。
きめ細やかなケアで愛猫の健康を守ろう!
飼い主さんのきめ細やかなケアで、フードや飲み水、猫用食器の清潔を保ち、愛猫の健康をキープしてあげましょう。
参考/「ねこのきもち」2018年6月号『梅雨どきの「湿気」を打ちのめせ! 猫もグッズもベタ→サラ革命』(監修:アニマル・ケアサロンFLORA院長 日本ペットマッサージ協会理事 中桐由貴先生、エフシージー総合研究所取締役 暮らしの科学部部長 IPM研究室長 農学博士 川上裕司先生)
文/ハセベサチコ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。