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猫に氷を与えてもOK? 与えていい量や、なめさせるときの注意点を解説
暑い時期に、猫に氷を与える飼い主さんもいると思いますが、与える際には注意点があるのを知っていますか?
この記事では、猫に氷を与えるときに知っておきたいことと、猫の飲水量にまつわる豆知識について、ねこのきもち獣医師相談室の先生が解説します。
この記事では、猫に氷を与えるときに知っておきたいことと、猫の飲水量にまつわる豆知識について、ねこのきもち獣医師相談室の先生が解説します。
猫に氷を与えても大丈夫?
——猫に氷を与えても大丈夫なのでしょうか?
ねこのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「猫に氷を与えても特に問題はありません。夏場に氷を入れた冷たい水を好む猫もいますし、氷をなめたり触ったりして遊ぶ猫もいます」
「猫に氷を与えても特に問題はありません。夏場に氷を入れた冷たい水を好む猫もいますし、氷をなめたり触ったりして遊ぶ猫もいます」
——猫に氷を与える場合、どれくらいの量であれば大丈夫ですか?
獣医師:
「与える氷の量の目安は特に決まってはいませんが、小さめの氷を1~2個くらいにしておきましょう。
そのまま与えると猫の舌にくっついてしまうこともありますので、一度水にくぐらせてからあげたほうが安心ですね」
「与える氷の量の目安は特に決まってはいませんが、小さめの氷を1~2個くらいにしておきましょう。
そのまま与えると猫の舌にくっついてしまうこともありますので、一度水にくぐらせてからあげたほうが安心ですね」
暑い時期に猫に水を与えるための工夫は?
——夏場はとくに熱中症などの心配もあり、猫に十分に水を飲んでほしいですよね。猫に水を飲ませるために、工夫できることはありますか?
獣医師:
「水を飲ませる工夫としては…
「水を飲ませる工夫としては…
- 複数個所に水飲み場を設置すること
- いつでも飲みたいときに飲めるような場所に、水飲み場を作ること
- 猫が好む器を用意すること(プラスチックよりも陶器などを好むことが多い)
- ウェットフードやスープ・ペーストタイプのおやつなどを与えて水分摂取量を増やすこと
などです」
猫が1日に必要な飲水量は?
——猫は1日にどれくらいの飲水量が必要なのでしょうか?
獣医師:
「成猫の1日の水分量は、体重3~4kgで150~200mlといわれています。この量はフードで摂取する水分量も含みますので、あくまで目安と考えください」
「成猫の1日の水分量は、体重3~4kgで150~200mlといわれています。この量はフードで摂取する水分量も含みますので、あくまで目安と考えください」
——飲水量が少なくなりすぎないように、飼い主さんは注意したいですね。
獣医師:
「そうですね。猫の祖先は砂漠で暮らしていたため、少ない水分で生きていけるように尿を濃くし、排出して水分をリサイクルする体になっています。そのため、現代においても猫はのどの渇きを感じにくく、積極的に水を飲もうとしない特性があります。
しかし、飲水量が少ないと膀胱炎や尿石症、便秘などの病気になりやすくなります。飼い主さんは、愛猫の飲水量を保つことを心がけましょう」
「そうですね。猫の祖先は砂漠で暮らしていたため、少ない水分で生きていけるように尿を濃くし、排出して水分をリサイクルする体になっています。そのため、現代においても猫はのどの渇きを感じにくく、積極的に水を飲もうとしない特性があります。
しかし、飲水量が少ないと膀胱炎や尿石症、便秘などの病気になりやすくなります。飼い主さんは、愛猫の飲水量を保つことを心がけましょう」
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
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取材・文/sorami
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