猫と暮らす
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耳が反ると激おこ状態!? 猫の耳の「角度」でわかる気持ちとは
猫は五感のなかでも一番優れている耳で、情報をキャッチします。さらに、耳の根元には27の筋肉があり、約180度動かすことができることから、耳の角度にさまざまの気持ちが表れます。今回は、耳の角度と猫の気持ちの関係性について、動物看護師の小野寺温先生にお聞きしました。
耳が後ろに反るのは怒りや拒否のサイン!
耳に力が入って後ろへ反るのは、怒りや拒否の気持ちのあらわれ。
窓の外に見えるノラ猫や同居猫に対して見せたり、「このままだと攻撃するぞ!」と強気で怒りをアピールしたりするときに見せることが多いしぐさです。
人に対しては「近づくな!」という意味もあり、気持ちが強いほど反る角度が大きくなります。
窓の外に見えるノラ猫や同居猫に対して見せたり、「このままだと攻撃するぞ!」と強気で怒りをアピールしたりするときに見せることが多いしぐさです。
人に対しては「近づくな!」という意味もあり、気持ちが強いほど反る角度が大きくなります。
少しだけ外を向くのはリラックス状態
耳が少しだけ外側に向いているときは、「これからどうしようかなぁ」とリラックスしながら過ごしていたり、まどろんでいたりするときに見られるしぐさです。
耳を外へ向けるのは不機嫌なときも同じですが、リラックス状態の場合は頭が少し下がり気味で、目も閉じ気味になります。
耳を外へ向けるのは不機嫌なときも同じですが、リラックス状態の場合は頭が少し下がり気味で、目も閉じ気味になります。
ほかにもこんな気持ちがあらわれます!
そのほかにも、猫の耳にはこんな気持ちがあらわれます。
ペタッと伏せるのは恐怖を感じているとき
全身に力が入って体が縮こまり、耳が平たくなるのは、怯えて恐怖を感じているとき。強い相手に睨まれて「負けそう」と弱気になったり、苦手な音が聞こえたりしたときに見られます。
緊張したり興味を示したりしているときはピンと立つ
耳がピンと立って音のするほうに向くのは、少し緊張したり、見慣れないものや獲物らしきものなどに興味を示したりするときに見られるしぐさです。
リラックス状態と比べて力が入り、目もそちらに向けて詳しい情報を得ようとします。その気持ちが強いほど、耳の先端に生えている「房毛(ふさげ)」がピンと立ちますよ。
リラックス状態と比べて力が入り、目もそちらに向けて詳しい情報を得ようとします。その気持ちが強いほど、耳の先端に生えている「房毛(ふさげ)」がピンと立ちますよ。
猫が情報を最初にキャッチするのは、五感のなかで一番優れている耳です。耳の状態によってさまざまな気持ちが感じ取れるので、ぜひ愛猫を観察してみてください!
お話を伺った先生/小野寺温先生(帝京科学大学助教 動物看護師)
参考/「ねこのきもち」2018年9月号『キホンからカンチガイしやすいものまで パーツでわかるねこのきもち』
文/江村若奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
参考/「ねこのきもち」2018年9月号『キホンからカンチガイしやすいものまで パーツでわかるねこのきもち』
文/江村若奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
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