愛猫の気持ちを汲んであげよう　猫が人にパンチする理由3選

愛猫に猫パンチをされたら、飼い主さんとしては少しショックですよね。しかし、猫パンチをされたからといって、愛猫が飼い主さんを嫌がって攻撃しているとは限りません。実は、攻撃や嫌悪とは全く違う意味合いがある場合もあります。
そこで今回は、猫が「人」に対して猫パンチをする3つの理由を、哺乳動物学者の今泉忠明先生に伺いました。

「遊ぶの？　いいよ！」と思っている

猫が高いところでくつろいでいるときなどに、近付いてきた飼い主さんに対し、爪を立てずに軽くパンチしてくることはありませんか？　これは、猫が「飼い主さんに遊びに誘われた」と思っている可能性が高く、遊びに応じるサインとして、軽めの猫パンチをしていると考えられます。

「○○をしてほしい」とアピールしている

猫は「ゴハンをちょうだい」「飼い主さん早く起きて」など、自分の要望をアピールするときに、飼い主さんの気を引きたくて軽めのパンチを繰り出すことがあります。これで望みが叶わなかった場合は、パンチがだんだんと強くなるケースもあるようです。

「やめて！」「怖い！」と思っている

人に慣れていない猫や、慣れていたとしても怖がりな猫の場合、人のほうから近付いたり手を伸ばしたりした際、「やめろ！」「怖い！」「ビックリした！」という意味合いで、本気の猫パンチをすることがあります。
また、苦手なお手入れをされたときに、イヤだという意思表示でパンチをする猫もいるようです。

愛猫から飼い主さんへのパンチには、さまざまな意味が込められています。愛猫に猫パンチをされたら、遊びのお誘いなのか、何か要望があるのか、または何かイヤなことが起きたのかなど、どういう気持ちでパンチをしてきたのかをよく考えてあげるといいでしょう。

お話を伺った先生／今泉忠明先生（哺乳動物学者日本動物化学研究所所長）
参考／「ねこのきもち」2025年3月号『弱めにペシペシ、強めにバチーン！いろんな気持ちがこもってる炸裂猫パンチ！！』
文／東里奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
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