ちょっと素っ気ないイメージのある猫。でも実は、ちょっとしたしぐさに飼い主さんへの愛情が隠されていることがあるんです。
今回はそんな“ラブサイン”の中から「え?そんな意味だったの?」と思ってしまうような、ちょっと意外な行動をご紹介します。
新聞の上にのって邪魔をする
猫が新聞の上にのってくるのは「かまってほしい」という気持ちの表れ。新聞に向いている飼い主さんの関心を自分に向けたいのです。新聞以外にも、テレビの前に座られたり、パソコンのキーボードの上にのられたりして困った経験がある方も多いのではないでしょうか?これらも飼い主さんの関心を引こうとする行動といえるでしょう。
まわりの壁などにスリスリする
「甘えたいけど、どうしようかな?」と、甘えるのを躊躇する気持ちから、壁にスリスリすることがあるようです。壁だけではなく、近くのものにスリスリすることも……。そのあとに猫が近づいてきたら、スキンシップで応えてあげてください。
飼い主さんの見えるところで爪とぎをする
爪とぎは、通常は安心したいときやイライラを解消するために行います。一方で、飼い主さんの近くで行うときは「こっちに気付いて!」というアピールである場合も。
出かけたあとに鳴き声が聞こえる
飼い主さんが家を出たあとに、猫がしばらく鳴いていることはありませんか?これは、鳴くことにより不安な気持ちを紛らわせているのでしょう。
不安からくる問題行動が起こるようなら……
いつまでも鳴き続けたり、普段とはちがう激しい鳴き方や粗相をしたりするようなら、出かける前に環境を整えてあげましょう。飼い主さんのニオイがついた衣類を猫ベッドに置くなどして、留守番の間もできるだけ安心して過ごせるようにしてあげてください。
お風呂あがりにスリスリする
お風呂あがりの飼い主さんにスリスリする行動は、自分のニオイをつけて安心感を得るためだと考えられます。もともとは仲のよい猫同士で見られる行動で、人に対して行うときは相手への信頼の証といえます。
近くで堂々と眠る
ぴったりと飼い主さんにくっついていなくても、近くで眠っているなら安心しきっている証拠です。お腹を見せている場合も「飼い主さんから見える場所にいれば安心だ」と思っているのでしょう。
何気ないしぐさにも、猫から飼い主さんへの信頼が表れているんですね。可愛いサインが分かって、猫の行動からますます目が離せなくなったのではないでしょうか?
参考/「ねこのきもち」2016年3月号『朝・昼・夜… 猫の愛情表現はとっても豊かです! 気付いてあげたい猫からのLOVEサイン』(監修:帝京科学大学助教 動物看護師 小野寺温先生)
文/国井
構成/ねこのきもちWeb編集室
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。