猫と暮らす
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猫同士、可愛くチューしたと思いきや強烈な「クサ顔」!猫の「フレーメン反応」を獣医師が解説

チューっとした直後…サクくんの正直すぎる態度に思わず笑っちゃう?
チューしたのに「クサ顔」?


サクくんの反応に、Instagramユーザーさんからは「めっちゃいい顔ですね」「笑っちゃいました」「サクくんのクサ顔、とってもかわいい」「かーちゃん、この子臭いよ…て訴えてますね」とのコメントが寄せられています。
「2匹は遊び疲れてきたのか、ダンボールの中でまったりし始めたんです。可愛くチューしたかと思ったら、サクはまさかのクサ顔を…(笑)
クサ顔をしながら、何かを訴えるようにこっちを見つめていたので、笑いを堪えるのに必死でしたね」
【獣医師解説】猫のフレーメン反応とは?

「フレーメン反応とは、猫が匂いをより詳細に確認するときに見せる反応のことをいいます。猫の上あごには2つの穴があり、鋤鼻器(ヤコブソン器官)という器官に繋がっています。
猫は興味のあるニオイを見つけると、口を開けて鋤鼻器にニオイを取り込むことで、より多くのニオイ物質を確認しようとします。このときの口を半開きにした状態で静止する反応を、フレーメン反応といいます。
サクくんのように、まるで『クサイ』と言うかのような表情をする猫もいるので、飼い主さんの間ではクサ顔と呼ばれることもあります。実際にそうした気持ちが猫にあるのかというと、『ちゃんとニオイを感じ取りたい』という気持ちはあるかもしれませんが、フレーメン反応は感情と直接結びつくものではないといわれています。
ちなみに、猫がフレーメン反応を起こしやすいものとしては、人の汗、自分のお尻まわりのニオイ、他の猫のニオイ、ハッカ系のニオイなどに対して見せることが多いようです。その理由は、猫のフェロモンやそれに似た成分を感じとったときに、フレーメン反応を起こしやすいためだと考えられます。
フレーメン反応には個体差があり、よくする猫もいれば、ほとんどしない猫も。サクくんのようにわかりやすい表情をするコもいれば、普段とあまり変わらない表情でするコもいるようですね」

写真提供・取材協力/Instagram(@saku212yoruさん)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文・構成/柴田おまめ
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