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愛猫の長生きのために飼い主さんが気を付けていることは?獣医師アドバイスも!【ねこのきもち長生き研究会vol.1】

ねこのきもち長生き研究会
愛猫の長生きのための情報や商品開発を飼い主のみなさんと一緒に考えたいと、2022年2月に発足した「ねこのきもち長生き研究会」。研究会メンバーのみなさんにアンケートをお願いしたところ、771人の方にご回答をいただきました。
ご意見が多かったのが「他のおうちのコたちがどんなことをしているのか知りたい」というもの。「その方法が専門家から見て正解なのかどうかが知りたい」という声も複数いただきました。
そこで今回は、具体的に集まった声をもとに、ねこのきもち相談室の獣医師のアドバイスもまじえてアンケート結果をご報告します!

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愛猫の長生きのために気を付けていることは?

毛布の上で眠っているタビー猫の鼻を上げる
cattosus/gettyimages
ねこのきもち長生き研究会「愛猫の長生きに関するアンケート vol.1」(2022年2月15日~3月31日実施/回答数771人)
愛猫が毎日元気に過ごすためにしていること」について聞くと、以下のような結果となりました。

第1位:スキンシップを多くとり、体の異変に気づけるようにしている(82.2%)
第2位:こだわったフードを与えるなど食事管理に気を付けている(76.5%)
第3位:少しでも様子がおかしい場合は早めに受診するようにしている(70.7%)


愛猫の長生きのためにしていることとして、どの項目もスコアが高く、みなさんの日頃の意識の高さが伺えました。スキンシップを通して愛猫の体のチェックをしつつ、日々の食事を管理、少しでも様子がおかしい場合は早めに病院で診てもらう、ということをみなさん心がけているのですね。

愛猫の長生きのために特に気を付けていることは「食事」

窓辺に座っているボウルから餌を与える赤い家畜猫
Irina Nedikova/gettyimages
ねこのきもち長生き研究会「愛猫の長生きに関するアンケート vol.1」(2022年2月15日~3月31日実施/回答数771人)
愛猫が毎日元気に過ごすために最も気を付けていることは?という問いに対して、一番回答が多かったのが「食事(34.4%)」でした。「ねこのきもち長生き研究会」メンバー(飼い主さん)からいただいた声も一部ご紹介します。

・カリカリを食べて戻す事が多かったので少量に分けてあげている。 ウエットフードを食べないので、スープをお湯で割ってあげて水分補給しています
・食事や飲水にストレスがないように、色々な器、高さ、給水器などを使用している
・餌を食べた量を計って記録して、食欲の変化を確認している
・ごはんの時などに「ちゃんと噛んで食べなさい」とか、「食べた後にはきれいに食べたね!ありがとう」とか、なるべく声をかけ、スキンシップをとるようにしている

フードの与え方から食事の記録まで、みなさんいろいろな工夫をされていますね。日々の食事で気を付けるべきことについて、獣医師にもアドバイスをいただきました。

【ねこのきもち相談室獣医師より】
食事に気を遣うのは基本です。与えるフードについて種類が多すぎて何を与えたらいいかわからないという方は、獣医師に相談するのもいいですね。かかりつけの獣医師におすすめのフードをいくつか聞いて、愛猫に合うフードを見つけてみましょう。食いつきが悪い場合、愛猫が気に入ったフードを3つくらい用意して、1か月ごとに切り替える「フードローテーション」もおすすめです。
なお、「食べているときの声かけ」は、繊細な猫の場合、食べているときに声をかけると嫌がることも。愛猫の性格や食べ方によっては、ストレスをかけてしまうこともあるので注意しましょう。

愛猫の長生きのために気を付けていることは他にも

毎日のスキンシップ

猫をかわいがって
rai/gettyimages
その他にもさまざまな工夫の声をいただきました。実践している方が多かった「スキンシップ」について、メンバーの方の声を一部ご紹介します。

・毎日話しかけて撫でたり抱っこしたりする
・毛並みや目や口の周りなど、異変が現れやすいそうなところをこまめにチェックしています
・毎日全身触りまくる(でも、嫌がられることも…)

このように毎日のスキンシップを通して体調チェックをしている方が多かったです。日々のスキンシップをしながら異変に気づくことができるようになるためには、どのようなやり方が効果的なのでしょうか?

【ねこのきもち相談室獣医師より】
異変に気付きやすいスキンシップとしては「ブラッシング」が最もすぐれています。ブラッシングをしていると、皮膚が赤くなっていたり、できものができている時に気づきやすくなります。単になでているだけでは、毛並みの確認程度になってしまう可能性が。
ブラッシングが苦手な猫は、痛みを感じにくいやわらかなブラシを選び、猫が触られると喜ぶ場所からブラッシングをして、慣れさせるといいでしょう。
ちなみに嫌がっているのに触ることは、猫にとってはストレスになるので、避けたほうがいいですね。

室内環境の工夫

猫の自分撮り
RSMcLeod/gettyimages
室内環境に対するさまざまな対応策についても、たくさんの声をいただきました。

●室温管理
・気温が低い時期に体調が悪くなって受診したら室温を暖かくしてあげて、と言われたので室温には凄く気を付けてます
・エアコンと加湿器を使って室温と湿度を一定に保つようにしている

●誤飲防止対策
・風呂場など、危険な場所の扉は閉めておく
・誤飲、誤食がないようキッチンに入らせないようにし、余計なものは置かないようにしています。リビングにも布製品は極力置きません
・紐状のもの、輪ゴム、爪楊枝等、誤飲しないよう気をつけている

●見守りカメラの活用
・見守りカメラでフードを食べたか、元気に過ごしているか確認している
・見守りカメラを導入して外出時も定期的に行動を把握している
・外出の時は各部屋にある見守りカメラで見れるようにしている

●音への配慮
・食事の時やおトイレの時などはなるべく音など立てずに、常にストレスをかけないようにして、神経質なコにならないように気をつけています
・大きい声を出さないように気をつけたり、テレビの音を大きくしないように気をつけています

●トイレまわり
・尿の回数やうんちの硬さや頻度等をチェック、掃除など、トイレ環境には気をつけている
・トイレを清潔に保つこと
・トイレはなるべく快適に使えるよう、砂をこまめに取り換える

室内環境については、どのような対策が効果的なのでしょうか?

【ねこのきもち相談室獣医師より】
猫にとっては「自分だけで過ごせる場所」があると、体調が悪い時や怖い時などに身を隠すことで安心感を得られます。「猫専用の部屋を用意したいけど、うちは狭いから無理」という方も多いのですが、段ボールや押し入れなど、なんでも大丈夫ですので、ぜひ用意してください。

次回は…愛猫が年をとったなと感じたキッカケをご紹介

ゆったりした猫ます。
acmanley/gettyimages
愛猫の長生きのためにできることをやっていても、年齢を感じることはありますよね。次回は、「ねこのきもち長生き研究会」メンバーに教えてもらった、年をとったなと感じたエピソードなどをご紹介していきます。
「ねこのきもち長生き研究会」では、メンバーのみなさんと一緒に、健康で長生きするためにできることを考えていく活動をしています。メンバー登録がお済みでない方はぜひお気軽にご登録ください。登録は無料です。また、アンケートの回答もお時間があるときだけで大丈夫です!ぜひ一緒に愛猫の長生きについて考えていきましょう。

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◆調査概要
アンケート名称:「愛猫の長生きに関するアンケートvol.1」
アンケート実施期間:2022年2月15日~3月31日
回答方法:WEB
総回答数:771名(ねこのきもち長生き研究会登録メンバー)

※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
文・分析/ねこのきもち長生き研究会
監修/ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師
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