猫と暮らす
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猫だって「ふて寝」する! 本音に迫ってわかった"かわいい理由"|獣医師解説
そこで今回、ねこのきもち獣医師相談室の濵口美香先生に聞いてみることに!
猫は「ふて寝」をするの?
「猫がふて寝をするということ=『何かが自分の思う通りにならなかったとき』といえます。
猫は、自分がしたいことをしたいタイミングでする生き物。そのタイミングでできなかった場合、ふて寝だけではなくほかの抗議行動をする可能性もあるでしょう」
「たとえば、うるさく鳴いたり、飼い主さんが嫌がることをするなどですね」
「そうですね。ほかの猫とケンカして負けた後などは、まずグルーミングをするなど自分を落ち着かせる行動をしてから、『疲れたから寝る…』という行動になるかと思います」
猫がふて寝しているときの飼い主さんの対応は?
「猫がふて寝をしているときは、そのときの状況に応じて対応してあげましょう。そっとしておいてあげたり、猫が何を要求しているかを考えてあげてみてください。
かまってほしかったり、おなかが空いていたりするような場合には、できれば飼い主さんが遊んであげたり、ごはんを与えてあげるといいでしょう。」
「そうですね。猫も成長に伴い、おもちゃの動きもよりリアルでないと遊んでくれないこともあります。
飼い主さん側が本気を出して、獲物の動きを演出してあげたり、たっぷり時間をかけて遊んであげたりすること事も必要です。
ふて寝でなく、満足して「あそんだ~」と猫に眠ってもらえれば、私たちも幸せですよね。」
病気の可能性も!? ふて寝だと思っていたけれど…
「そうですね。病気のサインで気づきやすいのは、いつもと違うということです。
いつもふて寝をするコが、そのふて寝の仕方やタイミングが普段と違う、時間が長い、食欲がない、違う場所で寝ているなどの『いつもと違う点』に注目するといいかもしれません。
猫は一日の流れの中で、寝る場所を室温によって変える可能性もありますが、
低体温などから外気が熱いと勘違いをして、敢えて冷たい場所に移動してしまう猫もいます。
さらに、特に何かの病気を抱えている場合は疲れやすく、行動も不活発ですので注意が必要でしょう」
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
構成/ねこのきもちWeb編集室
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