猫と暮らす
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お互いのために対策を!猫の飼い主の『在宅ワーク』で気を付けたいこと
いつもより、猫と一緒に入れて幸せ♡と思えるのは嬉しい一方、もしかして、これまでとは違う飼い主さんの生活スタイルに、猫たちも戸惑うこともあるのかもしれません。
そこでこの記事では、在宅ワークをする人たちが猫との暮らしで気をつけたいポイントなどについて、ねこのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生が解説します!
飼い主さんの「在宅ワーク」猫のためにも注意したいこと
やがて猫の持ち前の好奇心から、「ずっと家にいて今までと違う行動(=在宅ワーク)をする飼い主さん」に対して、より大胆に積極的に関わろうと行動し始めると予想されます。
小型のUSBメモリーやコード類などを誤食する恐れも…
そして興味がさらに刺激されると、舐めたりかじったりと行動がエスカレートする場合も。そのことから、パソコンの周辺機器のなかでも小型のUSBメモリーやコード類など、口に入れたりかじったりしやすいサイズのものは、いずれも誤食のリスクがあります。十分注意をする必要があるでしょう。
飼い主さんの気を引こうと今までしなかったようなイタズラを…
これらの誤食やイタズラなどは、行動が落ち着いているシニア世代の猫よりも、より活動的な成長期~まだ若い世代の猫でより見られがちな傾向があります。
猫の誤飲誤食、イタズラへの対処法は?
- そもそも猫の気を引かない対応を心がける
- 人間のほうから猫に積極的にかまってあげて発散させる時間をきちんと持つ
猫にイタズラされて困るものは出しっぱなしにしないでおこう!
短時間でも愛猫に積極的に接してあげよう!
「ながら対応」はやめよう!
愛猫にきちんと向き合えないタイミングでは、敢えて声をかけたりかまったりしない「メリハリある対応」も大事です。
愛猫に仕事を邪魔されたとき、叱ってもいいの?
人の都合でやみくもに叱っても効果が期待できないばかりか、場合によっては猫に大きくストレスをかける可能性もあるので、注意が必要です。
猫を叱るときのポイントは?
その後は、黙って抱っこなどして、少し離れたところまで運んでそっと床におろすなど、激しすぎない方法で猫を遠ざけましょう。
猫を過剰に怯えさせる行動はNG!
あくまでも、してほしくないことについて「それをしても楽しくない」と猫に理解させるのが目的であって、怖がらせることが目的ではありません。
猫のいる家庭で快適に在宅ワークするためのポイント
猫が仕事の邪魔をすることを止めさせるのではなく、まずはいかに「猫の刺激にならない形で在宅ワークができるか」を考えてみてください。
たとえば、在宅ワークに使う品々はきちんとまとめて猫にイタズラされないような管理を心がけたり、極力、猫が自由に入ってこられない空間での作業を検討するのもひとつです。
それに加えて、愛猫に「かまってあげる時間」と「かまってあげられない時間」をきちんと決めて対応することで、やがて愛猫も飼い主さんが在宅ワークで家にいる新しい生活スタイルに徐々に慣れていくことが期待できるでしょう。
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/柴田おまめ
編集/ねこのきもちWeb編集室
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