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短時間でも命にかかわる⁉ 猫の「熱中症」って怖い病気だった!|ねこのきもち

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暑さで体温調節に支障をきたし、体に異変を起こす熱中症。半砂漠地帯で生まれた猫は暑さに強いといわれていますが、それでも急激に気温が上昇した場所だと、熱を体外に逃がせず、最悪数分で命にかかわる状況になることも。愛猫を熱中症から守るために、その原因や症状、飼い主さんのできることを知っておきましょう。

監修/鵜飼佳実先生(聖母坂どうぶつ病院)

熱中症は、対策&グッズで予防できる病気です

画像/iStock、Getty Images Plus

熱中症の予防は、何より猫の体温が上がらないようにすることです。そのためには、猫の行動を観察し、自身の生活スタイルも踏まえながら、以下の対策をしましょう。

部屋間を開放する

猫が快適な温度の部屋に移動できるよう、ドアを開放しておくのも手です。ただし不意に閉じ込めてしまわないよう、ドアストッパーなどを活用できるといいでしょう。

涼める場所を作る

猫が快適と感じる居場所を選べるように工夫しましょう。例えば部分的にカーテンを引いて日陰を作る、あるいは比較的涼しい部屋を開放して、猫ベッドを置くのも手です。

冷房を28度程度に設定する

室温が下がれば熱中症は防ぎやすくなりますが、温度には注意が必要です。部屋が寒くなりすぎると体調不良の原因にもなるからです。28度程度に設定し、風向きは猫に直接当たらないようにしましょう。

しっかり水を摂取できる工夫を

人同様、猫も暑さを感じると、のどが渇きます。飲み水を置く数を増やすなどの工夫ができるといいでしょう。

危険は家だけにあらず。「車中」や「ベランダ・庭」も要注意!

暑い季節は行楽シーズンでもあるので、猫を車にのせて移動することも。狭い車中はとくに温度が上がりやすいうえに、キャリーケースという狭い空間では温度が上がりやすいため、熱中症になりやすいのです。どうしても車移動が必要な場合は、キャリーケースを日陰に置く、車の冷房を稼働させるなどの工夫をしましょう。

ベランダや庭も要注意です。換気のために網戸にする家も多いですが、猫が出てしまって熱中症になる危険が。コンクリートで高温になっている床を歩いたりすると、あっという間に具合を悪くする危険があります。

熱中症になりやすい猫を飼っているなら、とくに注意を

熱中症対策の肝は、いかに体温が上がりすぎないようにできるかということ。しかし猫は、体形、健康状態などによって、体温調節の機能に差があります。以下の猫を飼っている場合は、より一層配慮することが大切です。

〇熱を逃がしにくい体形の「ぽっちゃり猫」「鼻ペチャ猫」
〇好きな温度の居場所に自分で移動できない「四肢に支障がある猫」

熱中症になると、どんな症状になるの?

画像/iStock、Getty Images Plus

暑さにやられて熱中症を引き起こすと、次のような症状が見られます。

〇体がいつもより熱い
〇食欲がない
〇口呼吸をする、ヨダレが出ている、吐く
〇ぐったりしている、フラつく、あまり動かない

ほか、重症化すると意識がなくなったり痙攣(けいれん)、血尿・血便が見られることも。これらのような症状が見られた場合、熱中症でなくても何らかの病気である可能性もあるので、発見したらすみやかに受診するようにしましょう。

異変に気付いたら? 熱中症の応急処置

熱中症は、短時間で命にかかわる状態になることもあります。ですから猫に熱中症が疑われたら、適切な応急処置を施しましょう。

応急処置は、まず猫の意識があるかどうかで異なります。飼い主さんの声かけに反応したり、猫が自分で動けるようなら、まずは室温を普段以上に下げましょう。それでも体温が下がらなかったり症状が落ち着かなかったりする場合は、濡らしたタオルやタオルで巻いた保冷剤を、脇の下に当てて冷やして。うちわなどで仰ぐのも効果的です。猫の意識があるなら、水も飲ませてください。

処置をしたら、猫の意識があるかどうかにかかわらず、動物病院に電話で相談したほうがいいでしょう。

症状・状態によってさまざま 熱中症の治療法

画像/iStock、Getty Images Plus

体温が下がったからといって安心しきれないのが、熱中症です。いったん体温が上がったことにより、体のいろんな部位にダメージが及んでいる場合も。いかに早く治療できるかが回復を左右する場合があるので、受診時は動物病院に連絡を入れてから向かうといいでしょう。

治療は症状によって異なりますが、体温を確認してから下げる処置をしたり、血液検査や尿検査、点滴を行う場合もあります。

初夏や秋も猫の熱中症に気を付けましょう

熱中症になりやすいのは真夏と考えがちですが、初夏は夏支度がまだできていなかったり、猫が暑さに慣れていなかったり……。また、秋は予想以上に残暑が長引くことが理由になりがちなので、7月8月だけのことと考えず、長期的に対策を心がけると、より安心でしょう。


監修/鵜飼佳実先生
東京都新宿区にある聖母坂どうぶつ病院獣医師。地域に根差したアットホームな動物病院づくりを目指す。愛猫は小町ちゃん、VIVIちゃん、剛くん、礼二くん、おすぅちゃん
文/ねこのきもち編集室

聖母坂どうぶつ病院

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