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猫につくダニ~種類や生態、感染したときの猫の症状、予防と対策について~

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「ダニ」と聞くと、どんな姿・形・大きさのものを思い浮かべますか? じつは、ダニは種類によって、まったく違う生き物といえるほど異なっています。ダニの生態と、愛猫をダニから守るための予防・対策について解説します。

多くの種類があり大きさも生態もさまざま

ダニ類はクモの仲間。区分のない袋状の体と8本の足をもっていることは共通していますが、大きさや生態は種類でかなり異なります。大きな区分として、肉眼で見える大きなマダニ類と、肉眼ではほとんど見えない小さなダニ類に分けられます。
マダニ類は成虫で4~7㎜もあり、猫などの動物の体表で吸血します。草むらなどに生息し、動物が通ったときに体表に飛びつきます。小さなダニ類は、ほとんどが1㎜以下。耳の中や体毛上、動物の皮膚上に掘ったトンネルで生涯を過ごし、皮膚や耳アカを食べます。

感染すると耳や顔周りに症状が出る

マダニ類に刺されても、かゆみはありません。ただし、皮膚炎やアレルギーの原因になることはあります。
小さなダニ類で猫に多いのはミミヒゼンダニ。ミミヒゼンダニは猫の耳の中(外耳道)に寄生し、強いかゆみを起こします。進行すると、異臭を放つ耳アカがたまります。
一方、ヒゼンダニはおもに顔まわりの皮膚に寄生し、強いかゆみと皮膚炎を引き起こします。

ダニの種類と生態

マダニ(4~7㎜程度)

幼虫は草むらなどに生息し、動物の存在を感知すると草の葉先や地表から動物の体表に付着して吸血します。多くの病気を媒介し、飼い主さんに被害をもたらすこともあります。

耳ヒゼンダニ(0.5㎜程度)

外耳道の表面で生涯を過ごし、耳アカを食べます。感染すると強いかゆみが起こり、異臭を放つ黒い耳アカがたまり、膿や血腫を伴う外耳炎へと進行します。人への感染はほとんど報告されていません。

ショウコウヒゼンダニ(0.2㎜程度)

動物の皮膚にトンネルを掘り、その中で皮膚を食べて生涯を過ごします。おもに顔まわりと前足に感染し、強いかゆみと皮膚炎を起こします。人に感染することもありますが、症状は一過性です。

日頃の健康チェックで早期発見を

耳や顔周りに異常がないかをチェック

小さなダニに感染しても、早い段階で適切な治療を受ければ、すぐに症状は治まります。そこで、日常的に耳の中や顔周りに異変がないか、かゆがっている様子がないかをチェック。また、ミミヒゼンダニの食べ物となる耳アカがたまっているのに気付いたらお手入れを。

皮膚にマダニがいないかをチェック

外に出る猫は、草むらなどを通った際に、マダニに感染する可能性があります。家に帰ってきたら、ブラッシングなどをしながら皮膚にマダニがいないかチェックしましょう。また、外に出る猫はほかの猫と接触した際に小さなダニに感染する可能性も高いのでこまめにチェックを。

薬を使っておくと安心

ダニの薬は、定期的に使うことで効果を発揮します。愛猫のライフスタイルに合ったものを使うことが大切ですから、かかりつけの獣医師に相談して処方してもらいましょう。

出典:『ねこのきもち』2006年3月号「ノミ・ダニ・フィラリアびっくり寄生虫の話」

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