猫と暮らす
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猫の健康と長生きのために|知っておきたい食事と栄養の基本事項
猫に必要な栄養素を知ろう!
3大栄養素は人と犬と違う
水・ミネラル・ビタミン
ミネラルが不足すると、病気になる場合があります。鉄不足による貧血がわかりやすいでしょうか。かといって、ミネラルはそれぞれが影響し合うので、摂取のしすぎもNG。そしてビタミンには、体の調子を整える働きがあります。しかし、取りすぎには注意が必要ですので、サプリメントで補う場合には許容範囲で与えましょう。
年齢にあったフードを選ぼう
総合栄養食には子猫用や成猫用、〜歳以上などの表記がされていますよね。猫にとって必要な栄養の量は年齢によって異なります。それぞれの時期に合ったフードは以下の通りです。
・成長期→少ない量でも必要な栄養素とエネルギーが摂取できるフード
・成猫期→健康と体重の維持ができるフード
・高齢期→消化が良く、臓器に負担をかけない、体重の維持ができるフード
キャットフードは年齢に合ったものを選ぶようにしましょう。ただし成猫期・高齢期の猫の場合は個体差もあるので、愛猫の状態にあったフードを選んであげてくださいね!
フードの量も肝心
「70 ×(体重の0.75乗)= 安静時の必要カロリー(RER)」
この「RER」に、ライフステージごとの数値を掛けたものが1日当たりに必要なカロリー(DER)となります。たとえば、体重が3kgで去勢・避妊済みの成猫の場合は、1.2×RER=191kcalとなります。このカロリーを基準にフードを与えることで、猫の健康や適性体重維持につながります。
1日に何回あげればよい?
ただし、必要な量を把握していたとしても、目分量で与えてしまってはカロリーオーバーになってしまいます。きちんと測って与えるようにしましょう。毎回測るのが面倒な人は、プラスチックのカップなどにあらかじめ印をつけておくことで、簡単に正しい量を与えることができますよ。一度必要なカロリーを計算した後も定期的に体重を測り、適切なフードの量をチェックしてくださいね。
人の食べ物を与える時の注意点を知ろう!
①マグロの赤身
月に1回、刺身一切れの半分くらい。トロは脂肪分が多いので避けましょう。
②とりのささみ
1日に3cmくらい。与えるときはよく加熱してください。
③カツオ
月に1回、刺身一切れの半分くらい。与えすぎると肝臓に炎症を起こす「黄色脂肪症」になる恐れもあります。
④豚肉
1日に2~3cm四方。寄生虫が潜んでいる可能性があるので、よく加熱してください。
⑤牛肉
1日に2~3cm四方。牛肉は脂肪が多いので、脂肪の部分は避けましょう。
フードに関する悩みの解決策を知ろう!
Q. フードは毎日同じがいい?変えた方がいい?
Q. おやつはどのくらいあげてもいいの?
Q. フードを食べてくれません。どうしたらいいの?
「ねこのきもち」2016年3月号『まんぞくさんも大満足♥ 猫に与えてOK? NG? 食べ物図鑑』(監修:高円寺アニマルクリック院長 高崎一哉先生)
文/clochette417
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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