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珍しい世界の猫・人気の3種 飼うのは大変? ルーツや飼い方を解説

飼っている人が少ない珍しい猫種は近寄りがたいイメージがありますが、ルーツや性格を知ると親近感をおぼえることも。今回は、スフィンクス、オシキャット、シャルトリュー3種のルーツや性格について、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生教えてもらいました。

無毛の猫「スフィンクス」

スフィンクスのてんちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
スフィンクスの起源は、1960年代にカナダで突然変異して生まれた無毛の猫です。その猫を、子犬のようにひとなつっこい「デボン・レックス」と交配させて誕生したのが現在のスフィンクス。最大の特徴は被毛がないこと。体を保護するため皮下脂肪が多い傾向があり、シワが全体的に広がっています。

個性的な外見だけど、家族や動物と仲よくなれる性格

個性的な外見は好き嫌いがわかれるところですが、スフィンクスは非常に甘えん坊で、飼い主さんにも忠実です。社交的で活発、かつ飼い主さんや家族への愛情が深い性格をしているので、家族やほかの動物とも仲よくなっていけるでしょう。抜け毛の心配がないので、比較的飼いやすいともいわれています。

ワイルドな猫「オシキャット」

オシキャットのライくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
オシキャットの原産国はアメリカです。レオパードやベンガルのような美しい斑点模様をもつワイルドキャットを追及し、アビシニアン、サイアミーズ、アメリカン・ショートへアを用いて人工的に作出されました。
そんなオシキャットの最大の特徴は、美しい斑点模様です。模様は、よく見ると渦巻き状の「クラシック・タビー」を描いていることがわかります。毛色も12種類と豊富で、筋肉が発達しているため抱っこすると見た目よりも重く感じるでしょう。

見た目はワイルドだけど、社交的な性格

小さいヒョウのようなワイルドな外見をしていますが、オシキャットはとても優しい性格をしています。人と接するのが大好きなので、飼い主さんやほかの動物とも良好な関係を築いてくれるでしょう。オシキャットは犬のような性格をしているといわれることも多く、個体差はありますがしつけがしやすかったり、リードとハーネスを使って散歩が可能だったりします。

美しい猫「シャルトリュー」

シャルトリューのベルちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
シャルトリューの原産国はフランスで、16世紀のフランスの文献にも登場します。
そんなシャルトリューの特徴は、美しい灰色の被毛と、丸い顔、ゴールドやカッパーの瞳です。パーツの美しさから「フランスの宝」「生きたフランスの記念碑」と称されることも。ややほほ笑んで見える表情も魅力のひとつとされています。

高貴な見た目だけど、子供とも仲よくなれる

シャルトリューは聡明でおとなしく、鳴き声も小さいです。温厚な性格をしているので子供とも仲よくできるでしょう。比較的飼いやすいと評判です。人の言うことが理解でき、飼い主さんになつく従順な性格から「犬のような猫」と称されることもあります。
個性的で珍しい猫のなかにも、人と仲よくなれる猫はいます。いろんな猫のルーツや性格に目を向けると、ここで紹介した3種のほかにも、近寄りがたいけど親しみやすい猫が見つかるでしょう。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE『シャルトリューの特徴と飼い方 可愛い画像いっぱい|ねこのきもち 猫図鑑』
   ねこのきもちWEB MAGAZINE『オシキャットの特徴と飼い方 可愛い画像いっぱい|ねこのきもち 猫図鑑』
   ねこのきもちWEB MAGAZINE『スフィンクスの特徴と飼い方 可愛い画像いっぱい|ねこのきもち 猫図鑑』
取材・文/小崎華
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
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