猫と暮らす
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いつの間にかなくなっている!? 愛猫に「盗まれがちな物」の傾向と、飼い主の対策
【調査】愛猫にいつの間にか「盗まれている」と感じた家の中の物はある?
【体験談】愛猫に何を盗まれた? 飼い主さんに聞いた
飼い主さんたちから寄せられたエピソードを紹介します!
- 「愛猫が咥えられる大きさのマスコットや、プラスチック製の小物をよく盗まれます。盗んで遊んだ後は、冷蔵庫の下やマットの下に隠しています。冷蔵庫の下は取り出しにくいので、穴をふさぎました」
- 「髪ゴムを寝てる間に盗まれたことがある。髪をくくらずに寝るようになった」
- 「なぜか私のくし(普通のプラスチックのコーム)が気になるらしく、その辺に置くと目を離した一瞬のうちに咥えて持って行ってしまう。なくなると困るので、普段は猫が触れないように、引き出しの中にしまっている」
- 「マグネット等の小物類をうっかりテーブルとかに置いておくと、玩具と勘違いしてどこかへ。しっかり片付けるのが解決策です」
- 「ペットボトルのキャップや、パンの袋をとめる物、化粧品のフタなど、目の前にある物を持って逃げて行きます。気がついた時は、すぐに取り返します。いつの間にか近くに置いてある時もあります」
- 「ヘアゴムで遊ぶのが好きなようで、前足でチョイチョイと落として遊びます。誤飲が心配なので、細いゴムはその辺に置かないようになりました」
- 「洗濯物です。お気に入りのおもちゃを洗濯すると、乾かないうちにとって遊んでいます」
- 「何でもおもちゃにしてしまうので、化粧水の蓋やペットボトルの蓋、飴などテーブルの上にあるのを下に落として、サッカーみたいに遊んでしまいます」
- 「お風呂の栓。涼みにお風呂に行き、くわえてくる。転がして遊んでどこかにやってしまう。届かないところに置く」
- 「鞄につけようと思っていた小さなぬいぐるみ系のキーホルダーや、フワフワ系のキーホルダーなどを机に置いてると、くわえて持ち去られます。届かない高い位置などに置くようにはしています」
- 「仏壇に供えたお供えのお菓子。仏間のドアを閉める、箱ごとお供えする」
- 「片方ない靴下がたくさんある」
- 「シルバニアファミリーの赤ちゃんが、いつの間にかなくなっています。対策はしてませんが、諦めた頃にどこからか出してきます」
- 「耳かきを盗みます。知らない間に、いつの間にか咥えてカジってボロボロに…対策は…してないです。しまうと、しまった所を忘れてしまう」
- 「段ボール。荷物が届くたびに即入り、捨てようとすると怒る」
- 「食べ終わったちゅ〜るの袋。洗ってカゴに入れておくといつの間にか消えていて、お気に入りの場所に溜め込んでカミカミしているのを見つけたので、それからは洗ってすぐ資源ゴミの袋に捨てている」
物ではないけれど…
- 「物ではなく、場所が盗まれる。座る場所やベッドの上。猫様優先なので、諦めます」
- 「父のために買った椅子、空いているとすかさず座る。可愛いので、退かすのは諦めました」
- 「私の布団です。寝る時間になるとベッドの真ん中で寝ているので、人間は端に寝かせていただいております」
【獣医師解説】猫が盗みがちな物の傾向は?
ねこのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生に聞きました。
「家の中の物で、愛猫に“盗まれがちな物”は…
・ボールやコロコロ転がるもの
・食べ物や猫用のおやつ
・靴下やハンカチ
・ヘアゴムや紐など
・ビニールなど
猫は転がして遊べるものや、小さくてふわふわした物を見ると、本能的に『ハンティングの対象』と認識します。口にくわえて運んでいったり、持っていったりすることが多いです。また、自分が見つけた“獲物”としてどこかに隠したり、飼い主さんのもとに持ってきてくれることもあるでしょう。
食べ物や大好きなおやつなどのニオイがするときには、鋭い嗅覚で見つけ出し、盗んで食べようとすることがあります。飼い主さんのニオイのする物やお気に入りの物なども、自分のお気に入りの場所などに持っていったりすることがあるでしょう。
こうした物の中には、猫に盗まれて困る物や危険な物もあると思います。誤飲の恐れのある物などは、飼い主さんがしっかり対策をする必要があります。猫が自分で開けられない場所や、しっかり密閉できる容器などに入れて保管しましょう」
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・白山さとこ先生)
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/雨宮カイ
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