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老化が始まった猫が見せる行動は 「シニア猫」の特徴を獣医師が解説

猫は老化が始まると、行動などに変化があらわれます。猫の年齢に合わせたケアを取り入れるためにも、そのサインは見逃したくないところ。そこで今回は、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に、老化が始まった猫の傾向についてお話をうかがいました。

猫の体にあらわれる老化のサインは?

シャムのぎんちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
――猫の老化のサインとして、体にあらわれる傾向を教えてください。

岡本先生:
「被毛の変化がわかりやすく、毛ヅヤがなくなったり、パサツキや毛束が目立つようになったり、フケが増えたりといった変化が見られるでしょう。また、筋肉が落ちてくるため、やせたように見える場合もあります」

老化で猫の行動に変化はあるの?

サバトラ猫のちょこちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
――老化が始まった猫の行動は、どのようになるのでしょうか?

岡本先生:
「あまりジャンプしなくなり、高いところに登らなくなってきます。また、寝ている時間が増えるため、活動時間も減るでしょう。ほかにも爪とぎをしなくなる、食が細くなるなどの傾向があります」

シニア猫が夜鳴きをする原因は?

キジトラ猫のとらたちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
――シニア猫が夜鳴きをすることがあるようですが、その原因について教えてください。

岡本先生:
「甲状腺機能亢進症や、認知機能の低下が原因になっていることが多いです」

シニア猫の行動にどう対応したらいいの?

見上げているプリンちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
――夜鳴きを含め、シニア猫の行動にはどのように対応したらいいでしょうか?

岡本先生:
「シニア猫の行動によって、猫や飼い主さんの生活に支障がでている場合は、できるだけ早めに動物病院で相談するのがおすすめです」

――ありがとうございました。
フードの管理はもちろん、猫が行動しやすい場所に寝床やトイレがあるかなど、シニア猫になったらさまざまな点を見直したいところ。今回うかがった内容も参考に、老化のサインを見逃さず、シニアになっても愛猫が快適にすごせるようにサポートしてあげてくださいね。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/田山郁
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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