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秋が旬の果物・野菜、猫に与えてOK? 与えるときに注意が必要な食材も

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秋にはさまざまな食べ物が旬を迎えます。しかし、なかには猫が口にすると危険なものもあるため、注意が必要です。今回は、秋が旬の果物や野菜は猫に与えても大丈夫か、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生にお話をうかがいました。

猫に与えてもOKな秋の果物

カメラ目線のキジトラ猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
《りんご》
ペクチンという食物繊維が含まれるりんごは、腸内細菌のバランスを整える効果が期待できるかもしれません、猫にとっても体にいい果物です。しかし、糖分が高いため、食べ過ぎると肥満や糖尿病のリスクも。与える場合は、刻んでひと口程度にしましょう。
《梨》
梨はほとんどが水分のため、猫に与えても問題ありません。ただし、硬い果肉をのどにつまらせてしまうおそれがあるため、与える場合は5mm角に刻んでください。量は大さじ1杯程度が目安です。
《柿》
柿もりんごなどと同じく、猫に与えてもOKな果物のひとつ。ただし、食べ慣れていない猫や、お腹が弱い猫に与えると、嘔吐や下痢を起こすことがあります。そのため、猫の好みに合わないようであれば、無理に与える必要はありません。

猫に与えるとNGな秋の野菜

ダンボールの中でくつろぐ黒白Mix猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
《春菊》
アクが出る春菊には、シュウ酸という成分が含まれています。シュウ酸は摂り過ぎると尿石症になるおそれがあるため、オシッコの病気がある猫には与えないでください。病気のない猫でも無理に与えない方が安心でしょう。

与え方や量に注意が必要な秋の果物・野菜

前足を伸ばすアメリカンショートヘア
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
《えのき・しいたけ》
えのきや、約90%が水分でできているしいたけは、猫の体には害が少ない食べ物です。しかし、食物繊維が豊富なため、食べ過ぎたり、生煮えの状態で食べさせたりすると下痢を起こすことがあります。

猫に与える場合は、どちらもしっかりとゆでて火を通し、食べやすいよう細かく刻んでから与えてください。量はえのきが1本分、しいたけは1/4個分以下が目安です。
《みかん》
みかんはニオイなどを好まない猫もいますが、少量であれば与えてもOKな果物です。ただし、糖分が高く、薄皮も消化によくないため、与える場合は薄皮をむいて果肉のみの状態にし、量も1/2房程度にとどめましょう。
愛猫におねだりされると、ついおすそわけしたくなるかもしれませんが、少量でも命にかかわる食べ物もあるため、安易にわけ与えるのは危険です。果物や野菜は、猫の体に害がないものかどうかをしっかり見極めたうえで、適切な分量・処理の仕方で与えるようにしてくださいね。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE『猫に柿を与えてもいいの? 猫にOKな冬のフルーツや注意点を解説』
   ねこのきもちWEB MAGAZINE『この果物、猫に与えてOK?NG?猫が食べてもいい・食べてはいけない果物』
   ねこのきもちWEB MAGAZINE『この野菜、猫に与えてOK?NG?猫が食べてもいい・食べてはいけない野菜』
文/宮下早希
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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