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この果物、猫に与えてOK?NG?猫が食べてもいい・食べてはいけない果物

猫は甘味をほとんど感じないといわれています。果物は大半が水分なので、与えても問題ないものもあります。この記事では、果物ごとに猫に与える際の注意点を解説します。種や薄皮など、果物によって気をつけたい部位や絶対に与えてはいけない果物もあるので、注意して。

スイカ

(テキスト)

水分補給のためならおすそわけもOK

果物の大半が水分なので与えても問題ないでしょう。種は消化できないので取り除いて。ただし、カリウムが多く含まれているため、腎臓や心臓に疾患がある猫には与えないで。与えるなら大さじ1杯程度に。


細かく刻んでから与えて

ほぼ水分のため、与えても問題ありません。ただし、果肉が硬いので、猫がのどに詰まらせる恐れがあります。与えるなら、5mm角程度に刻んで大さじ1杯程度に。

りんご


腸内を整える効果が。糖分が高いので控えめに

りんごに含まれるペクチンという食物繊維には、腸内細菌のバランスを整える働きがあります。とはいえ、果物は糖分が高いので、与え過ぎると肥満や糖尿病のリスクが高まります。与えるなら刻んでひと口程度。


ほぼ水分なので問題ありません

果肉は水分補給にもなるため、少量ならOK。与えるなら刻んで大さじ1杯程度にします。ただし、種は中毒を起こす可能性があるとの報告も。絶対に口にしないように気をつけて。

いちご


腸内環境を整える反面、下痢を引き起こすことも

いちごに多く含まれる食物繊維が腸内環境を整えてくれます。ただ、摂り過ぎると下痢を起こすリスクもあるので、与えるなら1粒の半分程度にしましょう。

みかん


好まない猫もいますが、与えるなら薄皮をむいて

少量なら与えても。薄皮をとり、1/2房程度に。ただし、糖分が高いので要注意です。薄皮は消化によくないので、与えるなら果肉のみにして。ニオイを好まない猫も多いので、あえて与えなくても。

パイナップル


舌をヒリヒリさせる成分が入っています

たんぱく質分解酵素の働きで、人でも舌がヒリヒリすることが。猫も同様のことが起こりうるので、食後に口元を気にするしぐさが見られたら、与えるのを控えましょう。与えるなら刻んで小さじ1杯程度に。

さくらんぼ


食べ過ぎると下痢を起こす猫も

食物繊維が豊富に含まれていて、食べ過ぎると下痢の原因に。ふだんから軟便になりがちな猫には控えて。また、猫の誤食にも注意。与えるなら茎と種を除いて1粒の半分程度にしましょう。

メロン


水分量が豊富なので好む猫も

ほとんどが水分なので、与えても問題ないでしょう。ただしスイカ同様、カリウムが多く含まれているため、腎臓や心臓に疾患がある猫はNG。与えるなら刻んで大さじ1杯程度にします。

パパイヤ・マンゴー

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アレルゲンになりやすいので注意

人でもアレルギーを起こしやすい果物です。猫が口にした場合も、口内や唇にかゆみや炎症を起こす可能性があるので、与えないほうがいいでしょう。

いちじく

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皮膚炎を起こす危険が

皮や葉、果肉に中毒を起こす成分が含まれています。食べると、口の中が炎症を起こしたり、嘔吐することも。絶対に与えないで。

ぶどう

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腎臓の病気となる可能性が

犬が食べ過ぎて、腎臓の病気にかかった例が報告されています。猫への安全性も確かめられておらず、有害の可能性もあるので与えないほうが無難。干しぶどうも同様です。

バナナ


猫の体によい果物ですが与え過ぎには注意

栄養価も高く消化もよいので猫にとっても体によい果物です。ですがカロリーが高いため、与え過ぎると肥満の原因に。厚さ1cmくらいの食べやすい大きさにカットして与えましょう。
判定の見方


少量なら与えても害はなく、たまに与える程度ならば大丈夫です。


与え過ぎると下痢や体調不良の原因になります。分量をしっかり守りましょう。

×
与えると命にかかわることもあるので与えないで。 猫が食べると中毒を起こしたり、健康を害したりすることがあります。

オシッコの病気の猫はNG!
尿石症など、オシッコの病気にかかった経験のある猫は注意が必要です。

量の目安

記事中で、「与えるならば」と記載のある場合の分量は、体重4kg前後の標準的な体重の成猫を想定した目安です。
※とくに表記のないものは1日分の上限目安量です。与えてよい分量の上限まで与える場合、1日におすそ分けする食べ物は1、2種類までにしましょう。

その他の注意点

※食べ物を与えるときは、のどに詰まらないよう、細かく切るなど下処理をしてから与えてください。
※どんな食べ物でもアレルギー症状を引き起こす可能性はあります。愛猫に与えて異変が出たら、ただちに与えるのをやめて、獣医さんに見てもらいましょう。
※記事内で「与えてはいけない食材」として紹介しているものが、猫用のフードに成分として含まれていることがありますが、食材そのままではなく、猫用に成分を調整するなど適切に加工されていますので心配ありません。
※問題のない食材でも初めて口にしたときは下痢をしてしまうことも。様子を見ながら、少しずつ与えましょう。

出典:ねこのきもち別冊「猫に与えてOK?NG?食べ物図鑑」
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